【速報:前編】最先端のAIやIoTでお客様のデジタル革新に共に挑む!「富士通フォーラム2018」イベントレポート

Success Zone

2018年5月17日~5月18日に東京国際フォーラムにて開催の「富士通フォーラム2018」。今年は「Human Centric Innovation : Co-creation for Success」をテーマに、お客様・戦略パートナー様との共創により得られた成果や成功要因を、多種多彩なセミナーと展示デモを通して最先端テクノロジーとともにご紹介します。

展示ホールは「Success Zone(サクセスゾーン)」と「Technology Zone(テクノロジーゾーン)」の2つに分かれています。ここではSuccess Zoneの展示について、その見どころをお伝えします。このゾーンには、ものづくりや金融、小売・物流、スポーツ、働き方改革、セキュリティ、SDGsなどをテーマに、約70もの展示ブースを設置。お客様やパートナー企業と共に取り組んできた変革への道筋・成果とともに、その成功要因を数多くのデモを交えてご紹介します。

プロセスの設計、製造から保守まで。VRやIoTで実現するつながるものづくり

製造エリアでは、プロセスの設計から製造、保守までをつなげるプラットフォーム「COLMINA」(コルミナ)のお客様事例や導入効果などをご紹介します。

「つながる『ものづくり』」コーナーでは、ワイヤレスで頭につけるタイプの「Hololenz」(ホロレンズ)を身に付けたオペレーターが製造現場の状況を実際に確認するデモを体験できます。ホロレンズとは、自分がその場にいながらバーチャルな空間と融合した世界が体験できるもので、デモでは、製造ラインや様々な設備機器のデータを収集してVR空間上で再現します。遠隔地からでも実機と同じ動作が可能でリアルタイムにあらゆる方向から確認でき、さらに他拠点にいる人とのコミュニケーションも可能にしています。

ホロレンズを使用したデモの様子

「IoT活用による工場全体の見える化」コーナーでは、IoTを活用してものづくりにおけるあらゆるデータを可視化(表示)することで、ものづくりの状態を正確に把握するソリューション「Intelligent Dashboard」をご紹介しています。既に三菱重工や横浜ゴム、INESA、大和ハウス工業などで導入されています。展示コーナーでは、横浜ゴムの工場における稼働状況などを確認するデモも実施しています。

シュナイダーエレクトリックと日本マイクロソフト等との共創による「Intelligent Dashboard」

AIによる視線検知など、データ活用で小売業界の人手不足の対応や売り上げ最大化を実現

小売・物流エリアでは、業務システムで管理されている様々なデータを組み合わせて販売や在庫状況、物流コスト、人の作業効率を分析するなど、人手不足や売り上げ最大化の課題に対するデータ利活用と業務をデジタル化するICT技術をご紹介します。

青山商事様と共同で実証実験を実施した接客業務を支援するサービスを紹介するデモでは、来店客の視線からAIで心理を推定。来店客の視線の動きに合わせてマネキン脇に設置されたスクリーンに関連商品の情報などを提示します。また、店員のモバイル端末にリアルタイムに通知されることで接客業務を支援します。2018年夏頃の提供開始を予定しています。

AIマネキンの前に立った人の目線を検知し、興味を察知

金融のデジタル革新。これからのATMはどう変わる?

デジタル化が進展することで金融業務における他業種からの参入が激化しています。富士通ではお客様と共に新たなビジネスの確立に向けた「デジタルバンキング」をご提案しています。ここでは、ATMにスマホをかざすと、その人向けにパーソナライズされた情報表示されるデモなど、新しい金融サービスを体感いただけます。

デジタルバンキングのデモ

ブロックチェーンや心臓シミュレータの最先端技術を体感

富士通では、最先端のテクノロジーを使ってお客様のビジネスや社会の発展を支援する取り組みを進めています。

「つながるブロックチェーンで創るデータマーケット」コーナーでは、ブロックチェーンを活用して、幅広い企業・組織間でのデータ利活用を促進する新サービスの基盤技術となる「Fujitsu VPX Technology」「ConnectionChain」をご紹介します。異業種間の安全なデータ取引を可能にするFujitsu VPX Technologyと、異なるブロックチェーン間に跨る取引契約の履行を可能にするConnectionChainを組み合わせることで、データ流通による商流と仮想通貨の金流を統合し、データの授受と連動した仮想通貨による自動支払いなどを実現します。

「リアリティを追求したVR/MRによる医療教育」コーナーでは、心臓の理解を深めるシミュレーション教材「Heart Explorer」と、VRを用いて複雑な心臓内部を体感できる「VR心臓シミュレータ」などを展示。同コーナーでデモが体験できるHeart Explorerは、スーパーコンピュータ「京」を活用した心臓シミュレータで、精緻な3Dモデルの心臓を用いて、心筋の動きや血流、心電図などの心臓の挙動を自由に観察・分析して効率的な学習を支援します。

IoT、クラウドで歯科医と患者をつなぐ。サンスター様と取り組む予防歯科

「歯科医向けクラウドサービス」コーナーでは、サンスター様との共創による歯科医向けクラウドサービスのデモを展示しています。サンスター様が開発したIoTスマートハブラシ「G.U.M PLAY(ガム・プレイ)」と富士通のクラウドサービスを連携させることで、歯科医院の口腔写真などの「歯の健康ファイル」や患者の歯みがきの回数や時間などのホームケア情報を共有する仕組みを構築しています。展示コーナーではG.U.M PLAYを実際に手に持って、歯科衛生士の正しい歯のみがき方を元に独自の計算で歯磨きを数値化するデモを体験できます。

AIやDMPなどの活用で「個」客をデジタルマーケティングで実現

お客様との接点が多様化する中、一人ひとりに最適なタイミングでアプローチするマーケティングの実現が求められています。このエリアでは、顧客接点の高度化を実現する様々なソリューションを、最新事例を交えてご覧いただけます。

「マーケティングAIがもたらす新しい顧客体験」コーナーでは、日本出版販売と富士通が共同開発した、AIを活用した選書サービス「SeleBoo」(セレブー)を展示しています。SeleBooは、テーマで選ぶ「キーワード選書」、指定した本と似た本を選ぶ「キーブック選書」、その地域に関する本を選ぶ「地名選書」などの機能を利用できます。国内で流通する約60万点の書籍から売場のコンセプトや客層など書店の特徴に合わせてAIが自動で選書を行う様子をデモで確認できます。

「SeleBoo」を使ったキーワード選書のデモ

「『AI×ヒト』で実現する顧客接点高度化」コーナーでは、顧客接点デジタル化を支えるAIチャットボット「CHORDSHIP」をご紹介。企業への問い合わせに対して自動応答するCHORDSHIPは少量のFAQで高い正答率を実現することが可能で、言葉の揺らぎを吸収する先進技術を採用しています。既に川崎フロンターレなどで導入されています。

川崎フロンターレのマスコット「ふろん太」がAIで答えを返してくれる

次ページでは、スポーツやエンタメへのICT活用や働き方改革実現のポイントをご紹介