「あなたの歯、ちゃんとみがけてる?」IoTスマートハブラシ×スマホで先進予防

制作:あしたのコミュニティーラボ

歯の健康には「毎日のホームケア」が欠かせない

皆さんは、ご自身の歯の健康のために何か対策をしていますか? 「毎食後必ず歯みがきをしている」「寝る前に甘い物を食べないようにしている」など、簡単なケアを行っている人は多いと思います。

日本歯科医師会では、定期的に歯科健診を受けることのメリットとして、「虫歯のチェック」「歯ぐきのチェック」「ブラッシング指導」「歯石取り」などを挙げています(注1)。生涯にわたり口の中の健康を保つには、歯科医師による定期的なプロフェッショナルケアと、自身による毎日のホームケアの両輪が何よりも大切です。

しかし、2014年の全国の「歯肉炎及び歯周疾患」は、前回調査よりも65万人以上増加し、約331万5000人となっています(注2)。定期的に歯科医院へ通い、まめにケアすることは、忙しい現代人にはなかなか難しいのかもしれません。

  • (注1)日本歯科医師会のホームページより。https://www.jda.or.jp/go/check.html
  • (注2)厚生労働省が3年ごとに実施している「患者調査」の平成26年調査より。

IoTスマートハブラシ歯科指導をパーソナライズ化

このたび富士通は、「GUM」などのブランド名でおなじみのサンスターと共同で、歯科医院向けのクラウドサービスを開始しました。これは、歯科医院を受診した患者の口腔情報と、サンスターのIoTスマートハブラシ「G・U・M PLAY」(ガム・プレイ)に蓄積された毎日の歯みがき情報を連動させた先進的な予防歯科サービスです。

「G・U・M PLAY」は、世界で初めて歯みがき採点化機能を導入した新発想のデジタルデバイスです。使い方は、対応歯ブラシにセンサーを搭載したアタッチメントを装着するだけ。スマートフォンと連動させることで、自身の歯みがきの回数や時間を記録/分析し、正しい歯のみがき方を身につけることができます。新アプリでは、歯科医院での検診結果をもとに、歯1本1本のみがき残しを可視化し、部位ごとの最適なみがき方の採点や時間配分など、歯科衛生士おすすめのホームケアを実践することもできます。

一方、富士通が提供する歯科医院向けクラウドサービスは、レントゲン写真や口腔内写真、歯周病検査や、患者に提供したい資料などを、「歯の健康ファイル」として富士通のデータセンター内のクラウド環境に蓄積し、患者と共有できるサービスです。予防歯科の権威でもあり、数々のテレビ番組でも放送された日吉歯科診療所の熊谷崇氏と共に開発したサービスで、「G・U・M PLAY」連携においても監修および先行利用にご協力いただきました。患者は自身の歯の状態をスマートフォンやPCから初診時・治療時・治療終了時やメインテナンス以降における自身の口腔情報を好きな時間に確認できるため、口腔ケア意識がこれまで以上より飛躍的に高まります。

これらの2つを連携させることにより、歯師や歯科衛生士は、患者の来院時だけではなく、毎日の歯みがき状況をデータとして確認することができ、よりパーソナライズされた歯科指導ができるようになります。また、患者自身も、みがき残しやプラーク(歯垢)の残存レベルを画面上で確認しながら、正しい歯のみがき方を身につけることができます。

先進予防歯科サービス概要図

予防歯科から始まる健康寿命の延伸

両社は、歯周病や虫歯などになってからの治療ではなく、なる前の予防に積極的な「予防型歯科医院」を中心に、2020年までに約500の歯科医院への新サービス導入を目指します。また、私たちの活動に賛同下さる多くの企業と共に新たな製品・サービスの開発に努め、予防歯科の取り組みを広く社会に発信する活動も担います。

富士通は、40年以上も前からヘルスケア分野に取り組み、中でも、歯科医院向けクラウドサービスについては、約50を越えるの予防型歯科医院が導入しています。社会・市民と予防型歯科医院を繋げるサイト「Communication Gear」において、どこの医院でこのサービスを得られるか、また、医院が提供する具体的な診療プロセスや連携する企業の活動なども掲載・発信しています。

これからも健康情報全体を保有・管理する「予防型社会」に向けて、様々な分野の専門医と連携し、ヘルスケアの未来を支えていきます。

昨今、口腔の健康が様々な全身の疾患に影響することのエビデンスが広く発表されています。皆さんも、この機会に「口腔の健康」からセルフケアを広く見直す機会にしてみませんか?