IoT、ビッグデータ、そしてAI ――デジタル世界の新たな3種の神器

かつてのデジタル世界の3種の神器は、ワープロ、表計算、データベースでしたが、それが今やIoT、ビッグデータ、AIのトリオに取って代わられようとしています。その将来像を概観してみましょう。

IBMマーケティングクラウドのレポート「10 Key Marketing Trends For 2017(2017年の10大マーケティング・トレンド)」によると、世界に現存するデータの90%が過去わずか2年の間に作成されたものであり、毎日250京バイトものデータが生み出され続けています。

「ビッグ」データがますますビッグに

ビッグデータの分野では、常時接続とスマートデバイスの普及が、私たちの日常活動のデジタル化とデータ化を一層加速する牽引役となるでしょう。

主流となっている予測傾向

  • 2020年に向けて、そして、それ以降も指数関数的なデータ量の増加が続く
  • デジタル世界の規模が2年ごとに少なくとも倍増し、2010年から2020年にかけて50倍の成長を遂げる

人と、機器内のセンサーなどのマシンがそれぞれ生成したデータを合わせると、従来のビジネスデータと比べて10倍のスピードで増加しており、特にマシンによるデータ生成は、過去の50倍というスピードで増え続けています。

The growth of human and machine generated data

人とマシンが生成したデータの増加状況

出典:Inside big data

多くの情報ソースが、2020年以降に向けた指数関数的なデータの増加を予測しています。

デジタル「スーパーパワー」

IoTによって増強されるビッグデータはそれ自体がパワフルな存在であり、AIにも同じことがいえますが、両者が組み合わさることで、完璧なスーパーヒーローとしてのチームワークを発揮します。

IoTが成長すればするほどビッグデータの能力に対する需要は高まり、その逆のことも起こっていくのです。

互いに成長を促進するIoTとビッグデータ

  • IoTデータは、迅速かつ強力な分析によって活かされ、実際の行動に結び付けることによって、初めて有益なものとなる。
  • ビッグデータ分析の強みは、IoTが生成する多次元なデータによって、より顕著になる。

完璧な相乗効果をもたらすビッグデータとAI

  • AIが有意義な結果を提供するにはビッグデータが必要 - 多くのAIテクノロジーが誕生から数十年を経て、今では十分な規模のデータセットを利用しつつ有意義な結果を提供できるまでになっている。
  • AIがビッグデータ分析の問題を解決 -「近年のAIの進歩により、開発者がデータ間の隠れた関係性を発見できるようになったことで、データ分析プロセスが大幅に改善され、ビッグデータ関連のパフォーマンス上の問題を解決することが可能になりました」(出典:「Why the convergence of the IoT, big data and AI will drive the next generation of applications」)と、調査コンサルティング会社フロスト・アンド・サリバン・テックビジョンのリサーチアナリスト、スワプナディープ・ナヤック氏は述べている。

まとめ

ビッグデータ分析の結果を利用すれば、デジタル世界における顧客体験の向上をほぼリアルタイムで行えるようになります。最後に、その流れを整理した、3つの重要な未来テクノロジーの関係性の図を示しておきますので、自社の業務に当てはめて考えてみるとよいでしょう。

3 essential future technologies

3つの重要な未来テクノロジーの関係

出典:I-ON Communications Blog

本記事はもともとStriataに掲載されたものです。

この記事はBusiness2CommunityのLinda Misauerが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@newscred.comにお願い致します。