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「富士通フォーラム2017 名古屋」開催レポート

2017年8月24~25日、名古屋市・名古屋観光ホテルにおいて「富士通フォーラム2017 名古屋」を開催。今、注目を集めるAIやIoTを中心に最新テクノロジーによるビジネスへのヒントに紹介した会場の様子をレポートします。

基調講演「Digital Co-creationに向けた富士通の取り組み」

初日の8月24日、富士通の代表取締役社長 田中達也は、富士通フォーラムのテーマである「Digital Co-creation」の取り組みの一つとして、ICTを活用した農業変革を紹介。共に取り組んでいる、静岡県のスマートアグリカルチャー磐田、通称「SAC iWATA(サークイワタ)」(注)の須藤毅社長を壇上に招き入れました。

須藤社長は、ICTと農業、自治体、種苗メーカーの専門能力をかけ合わせることで実践しているCo-creationを紹介。「新たに生まれた付加価値により、新たなビジネスモデルを創造し農業を変革していきます」と宣言しました。そして、富士通の田中は、「このようにサークイワタの取り組みは、地方の未来、産業の未来、そして日本や世界の未来も変えるかもしれません」と期待を述べ、デジタル時代に生み出す新たな価値と富士通の今後の方針を紹介。「お客様のかけがえのないパートナーとして貢献していきます」と決意を述べました。

次に登壇した富士通のマーケティング戦略本部 VPの高重吉邦は、まず経営者へのグローバル調査結果よりデジタル活用の状況について触れました。既に日本全体の68%がデジタル革新を開始しているという実態を報告し、様々な業界で進むお客様のデジタル革新事例を紹介。さらに、富士通が取り組む新たな共創プロジェクトとして、リーダーを務めるヤマハの多田幸生氏を紹介。このプロジェクトは、ヤマハ様が持つ音のノウハウと富士通のIoTやクラウドの技術力を融合し、新たな感動体験を創り出すプロジェクトです。多田氏は、「未来のヤマハに求められることを両社のメンバーで徹底的に議論。およそ1年間のプロジェクトでしたが、非常に密度の濃い時間を共有できました」とその成果の大きさを語りました。

最後、東海支社長 野村研より、展示会場でご案内している、AIやIoTなど、注目のテーマを取り上げた数多くの展示の見どころをご紹介し、基調講演を締めくくりました。

(注)サークイワタは、富士通とオリックス、増田採種場が出資して設立した会社です

富士通 代表取締役社長
田中 達也

株式会社スマートアグリカルチャー磐田
代表取締役社長 須藤 毅

富士通 マーケティング戦略本部
VP 高重 吉邦

ヤマハ株式会社
楽器・音響開発本部 FSMプロジェクトリーダー
多田 幸生 氏

富士通
東海支社長 野村 研

AIやIoTなどを活用したデモの数々を展示エリアで体感!

展示エリアでは、注目のAIやIoTなど最先端テクノロジーから、製造、ヘルスケアなど各種業種ソリューションまで、数多くのデモを通じてビジネス・社会におけるデジタル革新をご体感いただきました。

[製造ゾーン]

工場全体の最適化を支援する「インテリジェントダッシュボード」

展示会場に入り、すぐに大きく目を引く大画面ダッシュボード。これは、ものづくりの現場の「今」の状態を見せる化し、工場全体の最適化を支援する「インテリジェントダッシュボード」です。AIとIoTを活用し、グローバルに複数工場から様々な機器情報をモニタリング。生産実績、品質、電力消費などのあらゆるデータをつなぎ、予兆監視、セキュアなデータ管理はもちろん、作業者の安全確保や体調管理も可能になります。

IoTを活用し現場の労働災害を未然に防止

その他にも、IoTを活用した現場の労働災害の未然防止や、異なるメーカー設備の情報もリアルタイムに収集し可視化を実現するジェイテクト様との取り組みなど、設計から生産、保守まで一貫したものづくりの強化がはかれるソリューションをご紹介しました。

富士通ものづくりプラットフォーム「COLMINA」とジェイテクト製PLCを連携。工場間や企業間を超えて、製品の加工などの進捗状況を見える化

[まちづくりゾーン]

AIが導き出した旅行プランをロボピンが案内

AIやIoTを活用した未来のまちづくりをテーマに、高齢者の見守りやその人にあった健康増進プラン、旅行プランをご提案するデモをご紹介しました。旅行プランのデモでは、まずSNS情報からその人個人の趣味や関心事を把握。AIが地域情報と組合せ、その人にあった旅行プランを導き出し、メディエータロボット「ロボピン」が案内してくれます。また、その旅行プランのご提案も、最新のプロジェクション技術を組み合せ、双方向のやりとりで楽しく分かりやすく案内してくれました。さらに、ホテルにいる「ロボピン」に旅行プランの入ったスマホをかざすことでチェックインもスムーズに完了。部屋の施錠はスマホの生体認証を使って開錠するなど、最新テクノロジーによる未来のまちを体感いただきました。

[ヘルスケアゾーン]

地域一体となった住民の健康・医療・介護を支える「人と人の架け橋」地域医療ネットワークや、最新電子カルテシステムをご紹介しました。さらに、病院を利用する立場の患者にとって嬉しいサービスとして、電子カルテシステムと患者個人のスマホを連携させたコンシェルジュサービスも紹介。受付機前の行列に並ばずに受付ができ、さらに診察までの待ち時間や帰りのバスの時刻表など、多くの外来患者が持つ不満を解決できるサービスです。

電子カルテシステムと患者のスマホを連携し、スムーズな受診をサポート(順天堂大学様で利用中)

[ワークスタイル変革ゾーン]

「働き方改革」を推進し、生産性を向上させることが、今どの企業でも抱えている大きな課題ではないでしょうか。このゾーンでは、富士通の国内従業員8万人が実際に展開している仮想デスクトップ基盤(VDI)や、プリンタの機種に左右されることなく、いつでもどこでも便利に印刷できる「どこでもプリント」など、テレワークの利便性と安全性を支えるソリューションをご紹介しました。

マイクロソフトの先進デバイズHoloLens(ホロレンズ)(注2)を活用し、業務のMR活用シーンを再現

さらに、最先端MR(複合現実)(注1)で現場業務の働き方を改革するデモを実施。MRの活用が特に期待されている「設計・デザイン」「組立・製造」「トレーニング」など、様々な分野での利用シーンをご紹介しました。実際どのように活用できるのか、まだ適用イメージがつかないお客様に対して、富士通はアイデアや具体的な活用方法を考える場として「共創ワークショップ」も企画中です。ぜひご相談ください。

(注1)MR・・・Mixed Reality。複合現実。現実世界と仮想世界のもの(人、場所、物体)が融合した環境。
(注2)HoloLens(ホロレンズ)・・・マイクロソフトが販売しているWindows Mixed Realityデバイス。

[AIゾーン]

展示会場でひときわ人気を集めていたAIゾーンでは、富士通のAI「Zinrai(ジンライ)」を中心に具体的に進む様々な分野での活用をご紹介しました。まず、ミニステージでは、具体的なAIの実証例として、スペインのサンカルロス医療研究所での活用や、2017年3月に理化学研究所と立ち上げた最先端AI研究の取り組みを紹介。各展示デモでは、あいまいな検索条件でも利用者の心理や嗜好を動的に見極める「マッチングAPI」や、AIが日々の店舗実売をタイムリーに支援する「需要予測API」、世界最高クラスの学習処理能力を誇るディープラーニング技術のデモをご覧いただきました。

AIステージとZinraiの「マッチングAPI」「需要予測API」デモ

AI・ロボットを介護施設で活用、名古屋市と効果実証

AIは、介護現場にも大きな貢献を果たそうとしています。ここでは、富士通が名古屋市様と実際に取り組んでいる、介護施設でのAI・ロボット実証実験をご紹介。設置したコミュニケーションロボット「ユニボ」には、「対話エンジン」「音声感情認識」「顔認識」「顔表情認識」などのAI技術が組み込まれています。

AI技術を組み込み、人の気持ちを読み取り、豊かなコミュニケーションを実現する「ユニボ」。「ロボットクラウドプラットフォーム(仮称)」を通してAI技術を実装。

当初の目的通り、かわいい「ユニボ」が高齢の入居者と簡単なゲームで遊んだり、歌を歌うなどのコミュニケーションをとることで楽しみや心のケアへの効果を実証。介護スタッフと入居者とのコミュニケーションを円滑にする存在としても機能していました。さらに、ユニボは日頃からの重労働に疲れてた、介護スタッフのストレス軽減にも効果を発揮していることが分かり、AIロボットの活用範囲の更なる拡大が期待されます。(ユニロボット社との共創)

他に、金融、農業、都市インフラ、デジタルマーケティング、セキュリティなど、ビジネスのヒントを具体的なデモでご紹介しました。会場では、お客様が熱心に質問をされる様子が多く、会場は熱気に包まれていました。

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