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「富士通フォーラム2017 大阪」開催レポート

2017年8月2~3日、大阪・中之島の大阪国際会議場において「富士通フォーラム2017 大阪」を開催しました。当日は暑い最中にもかかわらず、多数のお客様がご来場されました。富士通の最新技術や他社との共創により生まれた製品の数々をご覧いただきました。

基調講演/特別講演

基調講演「Human Centric Innovation:Digital Co-creation実現に向けた富士通の取り組み」

最初に登壇した代表取締役社長の田中達也は、富士通フォーラムのテーマである「Digital Co- creation」の一例として、磐田市様のICTを使った新しい農業などを紹介。「ICTと農業、自治体、種苗メーカーの専門能力をかけ合わせることで、地方・産業、ひいては日本や世界の未来を変えることになるかもしれない」と語り、異業種とのコラボレーションに貢献したいとの意思を示しました。「Digital Co- creation」は、「Shaping tomorrow with you」という富士通のブランドプロミスにもつながります。田中は「このフォーラムでぜひその実現に向けた富士通の取り組みを体感していただきたいと思います」と語りました。

次に登壇した執行役員常務の阪井洋之からは、「Digital Co-creation」の具体的な取り組みとして、様々なお客様事例を紹介。さらに、「今年の富士通フォーラム大阪では、特にお客様、パートナー様、スタートアップ企業、計47社の皆様にご協力いただき、富士通の「Digital Co-creation」の取り組みをご覧いただきます」と展示全体をご紹介。「私達はお客様のパートナーとして、デジタル革新をテクノロジー、プラットフォーム、ナレッジで貢献していきます」と決意を述べました。

講演の最後は、西日本営業本部長の音田昌利より、展示会場全体のご案内と、同日オープンした「FUJITSU Digital Transformation Center OSAKA(DTC大阪)」の紹介がありました。

代表取締役社長
田中 達也

執行役員常務 CMO
阪井 洋之

特別講演「揺れ動く内外情勢と今後の政治経済の行方」

基調講演の他に、5つの特別講演、30のセミナー等がありました。ここでは、時事通信社 田﨑史郎氏の特別講演をご紹介します。

[田﨑氏講演要旨]
私は仕事柄、安倍総理とは懇意にさせていただいています。ある時、安倍総理に「どんな記者が信頼できるか」と聞いたところ、「浮き沈みの激しい政治の世界で、浮かんでいる時だけではなく不遇な時にもつき合ってくれた記者を信頼している」と仰ったことが耳に残っています。政治の世界は1+1=2ではなく、50にも100にもなる。これは人間が動かしているからこそ。安倍総理はこちらから密にアポイントを取っていれば、向こうから連絡をくれる人です。何事も"人間対人間だ"ということを常に忘れてはなりません。

時事通信社 特別解説委員
政治評論家
田﨑 史郎 氏

これからの日本は課題が山積しています。例えば、今の団塊の世代が75歳になった時に急激に増える医療費にどう対処するか。薬価をどう下げるか。その他にも、生産者の減少、働き方改革、社会保障問題などもあります。私は38年間の記者生活で、「政治は常に変わり続けている」ことが身に染みて分かっています。これからも、時代の変化に合わせた報道を心がけていきたいと思います。

展示エリア

展示エリアでは、約70種のデモを中心に、ビジネス・社会のデジタル革新への取り組みと、それを支えるICTを紹介しました。

[製造ゾーン]

AI・IoT活用による工場全体の最適化

「インテリジェントダッシュボード」の展示

様々な機器情報をモニタリングし、生産実績、品質、電力消費などのあらゆるデータをつなぎ合わせることで、ものづくりの現場の「今」の状態を把握し、工場全体の最適化を図るダッシュボードです。予兆監視、セキュアなデータ管理はもちろん、作業者の安全確保や体調管理も可能になります。※INESA、インテルとの共創

M2M/IoTソリューションの見える化

製造現場、主に工場などの設備関係のデータをクラウドに上げるためのゲートウェイです。製造現場では装置関係はPLCという情報機器によって制御されていますが、そのデータを取りたいというユーザーの要求が強いことから、PLCから情報を吸い上げて、それをクラウド上のサーバに情報を上げます。※コンテックとの共創

[流通ゾーン]

AI活用で熟練配車マンのノウハウを伝承

流通ゾーンの様子

例えばトラックにどのように荷物を積み、どういったルートを通れば効率がいいかという計画を立てることが「配車業務」です。従来の配車支援システムに「自動計画エンジン」を積むことにより、荷物の量、納品指定時間、トラックの積載量などの条件に、効率的なルートをスピーディーに自動作成できます。

自動台車・IoTにより庫内作業を効率化

自動台車のデモ。黄色いテープに沿って動く

つくばのベンチャー企業・Doog(ドーグ)の自動追従台車。黄色いテープに沿って自動的に動くモードや、真ん中のレーザーセンサーで対象物を認識し追従するモードがあります。黄色いテープの上にバーコードを置くことで、「止まれ」「通過して止まれ」「右に曲がれ」などの制御ができます。物流の現場などで物をどこかに運びたい時、ブレットから指示し、自動で走らせるということをシステム的にコントロールできます。※Doogとの共創

[まちづくりゾーン]

3次元シミュレーションによる「教育用心臓ビューア」

「心臓シミュレーター」デモ画面。専用メガネをかけると心臓が立体的に見える

冠静脈や冠動脈などのシミュレーション結果をCTから画像解析し、心臓の形状自体を立体的に見ることができます。平面では分かりづらい画像を立体で見ることにより、例えば筋肉がどのくらいの力を出しているかなどを数値として捉えることができます。主に医学部の教育向けなどに活用が考えられます。今後は肝臓、脳、消化器系に展開していく予定で、将来的には臨床も見据えています。

パーソナライズされた旅行プランの提案

旅行プランをロボピンがご案内

SNSの情報を収集することで個人の趣味や関心事を把握し、その人に合った旅行プランをAIで作成するサービスです。ここでは最新プロジェクション技術を使い、メディエータロボット「ロボピン」が案内しました。

スマホによるホテルチェックイン

「ロボピン」にスマホをかざしてチェックインするデモです。ホテルの部屋の模型を使い、部屋に入室する際も、スマホの生体認証を使って開錠できます。

スマホを使ってチェックイン

ホテルの部屋の模型を使ったデモ

[金融ゾーン]

ロボットとAIを活用した新たなおもてなし

「ロボピン」が銀行窓口でご案内

メディエータロボット「ロボピン」を活用した銀行窓口業務のご紹介です。例えば金融機関に相続相談で来たお客様に対し、途中まではロボピンが回答。難しい質問になった段階で有人の窓口を案内するなど。今まで人が対応してきたことが、途中まで無人で行えます。金融だけでなく、業種業務を問わず様々な分野に導入が可能です。

[IoTゾーン]

通訳なしで訪日外国人をスマートに誘導「メガホンヤク」

メガホン型の翻訳機とメンテナンス クラウドをセットでご利用いただけるサービスです。日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語をあらかじめ定型文として登録ある文章に翻訳して伝えることができます。定型文は300ほど登録済みで、「出発は○時○分」など変更可能な文章も含めると1800パターンほどの文章に対応できます。お客様ごとに個別に専有の文章のデータベースを作ることも可能です。鉄道会社、空港、警備会社、警察、大型商業施設、ビル会社で採用されており、今後は避難所での活用も見据えています。※パナソニックとの共創

「メガホンヤク」本体

翻訳結果

[AIゾーン]

Human Centric AI Zinrai ミニステージ

ミニステージの様子

AIのゾーンではミニステージにて、AIにおけるHPCの役割についてご説明しました。また、富士通が考えるAI「Zinrai」のコンセプトや、AIの実証例として、スペインのサンカルロス医療研究所の実証例などをご紹介しました。あわせて、2017年3月に理化学研究所立ち上げた最先端のAI研究センターにおいて、「想定外を想定するAI」をテーマに研究に取り組んでいることを紹介しました。

ビジネスを新たなステージへ Zinraiディープラーニング

展示の様子

「組合せ最適化問題」を実現するための回路をFPGAの中で実装して動かすデモです。組合せ最適化問題とは、例えば災害の復旧をする時にどこから復旧すれば効率がいいか、金融を色々な銘柄に分けた時のリスクが最小になる組合せは何かなどを考える時に用います。ここでは、いくつかの数学的な問題を「デジタルアニーラ」でマッピングして解く様子を紹介しました。※川崎地質、1QB Information Technologiesとの共創

ホームデジタルアシスタントとのスマートライフ

コミュニケーションロボット「ユニボ」

コミュニケーションロボット「ユニボ」の紹介です。今回の展示では、家で冷蔵庫と連携し、冷蔵庫の中に入っている食材や賞味期限などのデータを取得し、持ち主の趣味嗜好を加味して夕飯をリコメンドすることなどができます。足りない食材などは「どこのスーパーが安いです」などを検索し買い物リストにして教えてくれます。※ユニロボットとの共創

AIが専門家目線で文書の意味を理解!知識の活用を加速

大量の文書をAIに学習させることにより、文章の内容が近しいものなのかどうかを計算する技術の紹介です。例えば「雪のような肌」という表現の場合、「白い肌」「きめ細やかな肌」などの複数文書を学習させることによって、「雪」「白」「きめ細やか」は似た言葉だとAIが判断します。

他にも、都市インフラ、農業、ワークスタイル変革、セキュリティ、デジタルマーケティング、ハイブリッドIT、経営革新に関する展示がありました。

また、富士通フォーラム大阪の開催に合わせて、「FUJITSU Digital Transformation Center OSAKA(DTC大阪)」がオープン。フォーラムの会場からはシャトルバスが運行され、多くのお客様にご来場いただきました。後日、関連レポートを掲載する予定です。
(DTC大阪の詳細はこちら

まとめ

2017年5月に東京で開催された「富士通フォーラム」のエッセンスを抜き出した「富士通フォーラム大阪」。見どころがギュッと詰まっており分かりやすい展示会となっていました。印象に残ったのは「共創」の成果物の多さ! 他社とコラボレーションして作り上げた製品が数多く展示されており、まさに「Digital Co- creation」を体感できる内容となっていました。

会場として使われた大阪国際会議場

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