「Fujitsu World Tour 2017 Paris」レポート

世界22カ国を回り、富士通の最先端テクノロジーはもちろん、お客様のビジネス成長に富士通のICTがどのように関わり貢献していくのかをご紹介する「Fujitsu World Tour」。2017年6月29日、フランス・パリで開催した本イベントには、800人を超える方々にお越しいただきました。当社社長の田中達也が登壇したオープニングスピーチを中心に現地の様子をお届けします。

「Fujitsu World Tour」とは?

今年で10年目の開催となる「Fujitsu World Tour」。2017年は、「Human Centric Innovation-Digital Co-creation」をテーマに22カ国・25箇所でのイベント開催を予定しており、来場者の皆様には、富士通がお客様やパートナー様とともにどのようにデジタル革新を実現していくのかをご体感いただけます。
今年は開催地をアジアにまで拡大し、全世界で来場数14,000人と過去最大規模での開催を予定しています。
ツアーの中盤、6月29日(木曜日)にフランス・パリで開催された「Fujitsu World Tour 2017 Paris」。会場となった「Le 104(サン・キャトル)」には、多くの方々にお越しいただき、セッション・展示ともに熱い熱気に包まれていました。

フランスのデジタルビジネス強化に向けて

「Fujitsu World Tour 2017 Paris」は、当社社長の田中達也によるオープニングスピーチで幕を開けました。
まず田中は、「デジタル時代において、富士通はクラウド、IoT、AI(人工知能)、サイバーセキュリティの4つのコアテクノロジーに注力し、イノベーションを牽引していきます」と当社のグローバル戦略について述べました。
続いて、今回開催地となったフランスと富士通の関係については、「当社は、フランス政府との連携のもと、フランスのデジタル革新を支援するイノベーションプロジェクトを立ち上げ、新サービスの開発や新技術の獲得などに今後5年間で5,000万ユーロ(約60億円)以上の投資を行います。このプロジェクトを通じ、フランスのテクノロジーリーダー企業や研究機関、スタートアップとのパートナーシップを拡大し、フランスにおけるデジタルビジネスを強化、ビジネス規模およびプレゼンスの拡大を目指します」とご紹介しました。

本プロジェクトの具体的な取り組みは、下記の通りです。

1. センター・オブ・エクセレンス(CoE)の設立

AI分野にフォーカスした専門集団であるCoEを設立し、お客様のビジネスにイノベーションを起こす、機械学習やディープラーニング、自然言語処理分野の技術やサービスの開発を、富士通グループのAI関連研究部門や開発部門とも連携して行ないます。
CoEで開発した技術やサービスをデジタルビジネス・プラットフォーム「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc」上で提供するソリューションやサービスに展開し、フランスを始めとしたEMEIAやグローバルのお客様への提供を目指します。

2. AI分野における共同研究の実施

フランスの研究機関であるフランス国立情報学自動制御研究所(INRIA)とのAI分野における共同研究を実施します。共同研究ではINRIAの科学と当社の技術を融合し、最先端の数学とコンピュータサイエンスに基づいて、新たな機械学習、特に既存の機械学習では課題の多いIoTデータの分析の研究を行います。当社は共同研究で得られた成果を当社のAI「Human Centric AI Zinrai」に迅速に適用し、お客様と社会に貢献していきます。

3. スタートアップとの連携強化

フランスの研究機関とも連携し、国際的なデータ共有を可能にする効率的なスケールアウト型オブジェクトストレージの実現を目指す予定です。
2016年11月にパートナーシップを締結したフランスの公的投資銀行(Bpifrance)とも連携し、引き続きフランスのスタートアップの発掘や連携強化を進めていきます。

4. デジタル人材育成への貢献

CoEを設置するDrahi X-Novation Centerに在籍するスタートアップに、実際の開発プロジェクトに参加する場を提供します。また、Ecole Polytechniqueの優秀な学生やインターンを受け入れ、実ビジネスに基づいた研究や実商談に関わる機会を提供し、フランスにおけるデジタル人材の育成に積極的に貢献していきます。

展示やブレークアウトセッションを通じて体感できた「Digital Co-creation」

展示エリアでは、セキュリティやIoT、AI、ワークスタイル変革などお客様のデジタル革新を実現する当社の最新のソリューションやテクノロジー、お客様との共創事例などをご紹介しました。
ほかにも、フランスの大手石油会社トタル社のCDO(Chief Data Officer)であるGilles Cochevelou氏によるゲスト講演や、IoTやデジタル革新などの旬のテーマのエキスパートと1対1で対話ができるエキスパートトークなどを通し、来場者の皆さんには富士通が考える「Digital Co-creation」をご体感いただきました。

この「Fujitsu World Tour」、8月以降はアフリカ、中東、北米、南米、インドなどを回ります。引き続き、各国での開催にご期待ください!