AIを活用したデジタルマーケティングでフェリー集客を強化 ~商船三井グループ様事例~

「船旅」に憧れるのはどんな人?

列車の旅とはまた違った非日常をゆったりと楽しむことができるのが船旅です。船旅に憧れはあるけれど、ちょっと敷居が高いかも、そう思っている人も多いかもしれません。

商船三井グループのフェリー「さんふらわあ」は、そんな船旅を普段着で気軽に楽しめる「カジュアルクルーズ」を提案しています。

首都圏(大洗)から北海道へは商船三井フェリー、本州(神戸・大阪)から九州へはフェリーさんふらわあが毎日運航しています。商船三井フェリーでは2017年5月に「さんふらわあ ふらの」、2017年秋には「さんふらわあ さっぽろ」、フェリーさんふらわあでは2018年に関西と南九州を結ぶ新造船「さんふらわあ さつま」「さんふらわあ きりしま」も就航が決まっており、船旅の魅力はますます高まっています。

新造フェリー「さんふらわあ ふらの」最上級客室「スイート」

こうしたことから、商船三井グループでは、フェリーを利用したことがある方はもちろん、まだ利用したことがない方にも「カジュアルクルーズ」を知ってもらうため、ニーズに合わせた情報提供など、より的確なマーケティング施策が必要と考えました。そこで今回国内フェリー事業で初となるデジタルマーケティングの取り組みを、富士通、富士通総研とともに開始しました。

ブログやウェブ閲覧履歴など多様なデータを分析、フェリー好きに訴求

今回の取り組みにおいて富士通及び富士通総研は、AI(人工知能)によるビッグデータの統合と分析を行います。具体的には、まず富士通のデータ分析基盤である「DMP (Data Management Platform)インテグレーションサービス」を活用し、商船三井フェリーとフェリーさんふらわあのWebサイト閲覧履歴や基幹システムの情報を、個人を特定しない形でデータ化。それを統合、分析します。

さらに、富士通総研のブログ分析ツール「生活者行動分析サービスDo-Cube」を活用。これは、ブログデータをAIで分析し、ブログの書き手の属性を推定するとともに、属性ごとの行動やその背景といった特徴を抽出するものです。このツールを使ってフェリーについて書かれたブログを分析し、フェリー旅行を好む人は普段どんな行動をする傾向があるかその実態を調査します。

こうして、「DMP」と「Do-Cube」で分析、統合したデータを、富士通のAIプラットフォーム「FUJITSU Human Centric AI Zinrai」の機械学習技術や、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールを使って解析します。

システム概要図

ニーズに合わせたマーケティングでフェリーの認知度アップ!「カジュアルクルーズ」の魅力を全国に発信

年4回実施しているフェリーさんふらわあ「昼の瀬戸内感動クルーズ」

このように、富士通のAI技術によって得られた分析結果に基づき、フェリーの旅を好む年代や性別などの属性と、属性ごとの特徴やニーズを導き出します。商船三井と商船三井フェリー、フェリーさんふらわあでは、属性ごとのニーズに合わせたWebサイトでの情報提供や、フェリーをまだ利用したことがない方への魅力的な広告配信といったマーケティング施策を展開していきます。

富士通および富士通総研は、今後も商船三井グループ様と共に、富士通のデジタルマーケティングを活用し、フェリー「さんふらわあ」が提供する「カジュアルクルーズ」の魅力をより多くの方に知っていただき、日本に定着させる取り組みを進めていきます。