システムを止めず、診療を止めず...安心安全な医療の実現に向けて ~富山大学附属病院様と富士通の取り組み

安心で安全な医療のために ~情報の共有と伝達~

医療の現場では、ミスのない正確さと迅速な対応が常に求められます。患者が受付、診察、検査などを経る中で、1人の患者に関する情報は増えていきます。また、医師、看護師、病院職員などの医療スタッフが、数多くの患者に応対する必要があります。そのような状況において、患者の医療情報を正確かつ迅速に共有することが、安心で安全な医療のためには必要不可欠です。

24時間365日止まることのない医療の現場では、システムも止まることなく、正常に動くことが求められます。しかし、システムのトラブルが起こる可能性もゼロではありません。もしトラブルが起きても、診療に影響を与えないことが非常に重要です。

システムを止めず、診療も止めない医療現場の取り組みとは?

システムのトラブルを未然に防ぐためには、稼働の状況に異常がないか常に監視し、故障する前に部品を交換する、OSやファームウェアのバージョンアップなどのメンテナンス作業を行うことが必要です。富山大学附属病院様では、一連のメンテナンス作業を、システムの利用に影響が最も小さい時間帯を選び、深夜の数時間を使って実施しています。予定した時間で作業を終えるために、事前の準備や確認も欠かせません。作業は富士通SEが担当しますが、病院のシステム責任者が立ち会い、システムが正常に動作しているか一緒に確認しています。

また、富山大学附属病院様では、万が一のシステム停止時に備えて紙伝票を用意し、業務を継続するためのBCP対策をしています。また、国立大学病院共有バックアップ(別の国立大学病院間での相互バックアップ)を利用することも可能です。

このように、富山大学附属病院様は、システムを積極的に活用することで、医療の安全と質の向上を目指しています。システムに対する「使いにくい」「分からない」といった利用者の声を大切にし、フォローアップ研修会も行っています。

よりよい医療情報システムを目指して

富山大学附属病院様と並んで、富士通ではトラブルが発生した場合に備え、システムの早期復旧のためのマニュアルを整備しています。また、システムに緊急な対応が必要となった場合に、迅速に連絡が届いているかを確認する訓練を実施しています。

また、医療情報技師の資格取得や学会への参加はもちろんのこと、富山大学附属病院様で医療情報学会認定Hi-Up(病院情報システム利用者プログラム)のファシリテータも務めています。新しい医療の取組みや考え方について情報収集に努め、改善を提案し、お客様と協調して先進機能を開発導入しており、よりよいシステムを作り上げています。

これからも富士通は、情報システムの安定稼働を通してお客様のビジネスに貢献し、より安全で、より豊かな社会をお客様と共創することに取り組んでいきます。