【速報:後編】共創から新たな価値が次々誕生!「富士通フォーラム2017」の見どころを一挙公開

2017年5月18日~5月19日まで東京国際フォーラムにて開催した「富士通フォーラム2017」。今年のテーマは「Human Centric Innovation:Digital Co-creation」。後編では、初日の基調講演のダイジェストと、「デジタル革新を支えるMetaArc」コーナーを中心にお届けします。

基調講演「Digital Co-creationの実現に向けた富士通の取り組み」

「富士通フォーラム2017」初日の5月17日、代表取締役社長の田中達也と執行役員常務の阪井洋之より基調講演がありました。最初に壇上に立った田中は、デジタル時代に生み出す新たな価値として「富士通がテクノロジーの会社であること」「より良いプラットフォームを追求していくこと」「コラボレーションに参画していくこと」の3つを挙げました。「それらを実現するために必要なのがデジタル革新であり、"Shaping tomorrow with you"でもあります」と富士通の方針をご紹介しました。次に壇上に立った阪井は、デジタル分野に関わる社内実践例や、富士通の最先端技術、ベンチャー企業やお客様との共創事例をご紹介。「富士通は"感動を共に創る"」ことを目指し、お客様のパートナーとして、デジタル革新を一緒に実現していきたい」と講演を結びました。

「デジタル革新を支えるMetaArc」エリア

展示ホールは、「Digital Co-creationによる新たなビジネス・社会」と「デジタル革新を支えるMetaArc」の大きく2つのエリアに分かれています。「デジタル革新を支えるMetaArc」のエリアでは、「AI」「IoT」「ワークスタイル変革」「セキュリティ」「デジタルマーケティング」「ハイブリッドIT」をテーマに約40のゾーンを設置しています。中でも「Human Centric AI Zinrai(ジンライ)」のステージでは、富士通のこれまでのAIに関する取り組みをはじめ、5月16日に発表した、新たに提供するZinraiのサービスや最新技術についてご紹介しています。

「AI」ゾーン

AIは、既にビジネスの至るところで実用化されてきています。「AIが日々の店舗実売をタイムリーに支援」コーナーでは、小売店の需要予測において気温やイベント、価格などの情報をもとにAIが時間ごとに需要予測を分析するサービスを展示。例えば、店舗の発注担当者が店先で商品を入力すると、その需要予測がタブレット画面に表示され、価格を下げて販売した際の予測も確認できる様子を体験できます。そのほかにも、会話音声から満足度を定量化することでコールセンターなどのお客様応対品質の向上に役立てるAIのサービスなど、お客様と実際に取り組んでいる事例をもとにご紹介しています。

これらのAIサービスの実用化を支えるために、新たに開発した世界最速クラスのディープラーニングシステム基盤もご紹介しています。

「複合現実ソリューション」コーナーでは、マイクロソフト社の複合現実デバイス「Microsoft HoloLens(ホロレンズ)」を活用して、工場や設備における点検作業を確実に行うソリューションをご紹介しています。ホロレンズをかけることで、物理的な人や時間に関係なく離れた場所の設備や機械の点検箇所などを分かりやすくリアルに見える仕組みで、経験の浅い作業員でも箇所を間違えずに精度の高い点検ができるようになります。

また、「ロボットクラウドによる新たなコミュニケーションの実現」コーナーでは、2017年5月16日に発表した対話式ロボット事業に参入」の内容を詳しくご紹介。ここでは、ユニロボットのコミュニケーションロボット・ユニボが来場者の顔の表情や声の調子などから感情を認識して対話をするデモを体験いただけます。また、ロボットクラウドプラットフォームを活用した応用例として、顔認識機能付きのインターフォンのデモもご覧いただけます。

「ワークスタイル変革」ゾーン

様々な企業が働き方改革に取り組んでいる中、富士通も新たなワークスタイル変革に取り組んでいます。「言語の壁を越えたリアルタイムコミュニケーション」コーナーでは、多国籍の社員が働く企業の内線電話の利用シーンを想定し、相手が話す外国語がリアルタイムで日本語にテキスト変換されていく様子を体験できます。

また、「デジタル×共創」コーナーでは、共創スペースを浜松町「FUJITSU Digital Transformation Center(DTC)」と接続し、遠隔地でも共創空間を共有できるデモを公開しています。

「IoT」ゾーン

「ヤマハ様との"音×IoT"による新規ビジネスの共創」コーナーでは、位置情報や向きを検知するセンサーを搭載し、周囲の音も聞こえるイヤホンをご紹介。人のいる場所や動きに合わせた音がクラウド経由で流れてくるというシステムのコンセプトモックです。音とIoT技術の融合によって新しいビジネスの創出を目指します。

「離れて暮らす家族のコミュニケーション支援」コーナーでは、プライバシーに配慮した"気配を伝える"新感覚のコミュニケーションをご紹介しています。近未来の部屋をイメージした展示では、家族間とはいえプライバシーに配慮しながら、壁に丸い窓が映し出され、そこから離れた家族の様子を知ることができます。窓をノックすると話ができるなど、家族間のコミュニケーションの新しい形を体験していただけます。

「セキュリティ」ゾーン

大規模なサイバー攻撃が世界中を騒がせたこともあり、「セキュリティ」のゾーンも注目です。ここでは毎年恒例となった「富士通サイバーセキュリティワークショップ2017」を開催。ワークショップでは、昨今の攻撃傾向を踏まえた最新のセキュリティ技術をハンズオン形式の解説とコンテスト形式の演習で体感・実践していただけます。

また、2017年5月30日の改正個人情報保護法の全面施行に伴い、「匿名加工情報」の作成を支援するソリューションとして、「パーソナル情報の保護と利活用」をご紹介しています。

「デジタルマーケティング」ゾーン

ネットショッピングを楽しむ人が増えている中、富士通では、新たな顧客体験価値を生み出すソリューションをご提案しています。「一人ひとりにリアルタイムで最適なアプローチの実現」コーナーでは、化粧品のECサイトを利用していた女性がベビー用品を購入したことで、その後のアクセスではトップページが家族向けのリコメンド商品でカスタマイズされるデモをご紹介。顧客ごとにアプローチを変えるマーケティングの事例をご紹介します。

また、AIを活用したデジタルマーケティングでは、AIによるチャットボットの機能を活用して不動産物件をご案内するデモや、ECサイト利用時に使用するスマートフォンから消費者の関心や迷いAIが検知する技術もご紹介。関心が高くなるとスマートフォンのECサイト内にロボット店員が自動的に表示されるなどユニークな機能を備えたソリューションもご紹介しています。

「ハイブリッドIT」ゾーン

クラウドが普及した今、「ハイブリッドIT」という言葉を耳にする機会が増えてきています。富士通フォーラムでも「今、ビジネス加速させるハイブリッドITとは」ゾーンで、富士通が考えるハイブリッドITと、それを支えるプラットフォームの数々をご紹介しています。

昨今、ICT環境をパブリッククラウドやプライベートクラウドへ移行するなど、クラウド環境を利用するお客様が多くなってきています。ここでは、クラウド利用におけるお客様の課題と解決策を事例ベースでご紹介するコーナーや、基幹業務システムのクラウド移行をお考えのお客様へ、オラクルのデータベース機能を富士通がK5のサービスの一つとして提供している「DB powered by Oracle Cloud」、世界最速サーバによるインフラ基盤最適化など、企業のICT環境を支える様々な取り組みをご紹介しています。


会場へお越しになった際は、ぜひ会場スタッフが使用しているスマートフォンにも注目してください。一見すると普通のスマートフォンですが、じつはトランシーバーの専用アプリで「IPトランシーバー」として利用しています。グループ内通話個別通話もインカムとの連携もでき、トランシーバーより通話エリアが広いのが特徴です。「スマートコミュニケーションによる業務効率化」の展示ブースで詳細をご説明しています。

デジタルテクノロジーの進展が続く中、AI、ロボット、IoTなど新たなテクノロジーをもとに、人や地域、企業、社会が「Co-creation=共創」することで、新たな価値が生まれてくることが予想されます。テクノロジーがもたらす共創が、私たちの暮らし、仕事、社会をどう豊かに変えていくのか。「富士通フォーラム2017」の会場で、ぜひ体感してください。