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次世代エンジニアよ、"ものづくり力"を磨け!「ものづくりメカトロ道場 in TechShop」

【未来を創るチカラ Vol.4 後編】

インタビュー前編からの続き)

若手エンジニアの"ものづくり力"を鍛え上げるべく立ち上げた「ものづくりメカトロ道場in TechShop」。プロジェクト第一号として彼らが製作したのは、自律走行型ロボット「ロボ研」。初めてのロボットデザインや工作機械の扱いに四苦八苦しつつも、モックアップが完成しました。様々な気づきや刺激、出会いに満ちたプロジェクトを通じ、彼らは何を学び、どのような成果を得たのでしょうか?引き続き、友松、吉原、若杉に話を聞きました。

ものづくりの苦労と楽しさを知り、職人さんと話ができるように。

プロジェクトの成果について語る吉原(中央)。左は友松、右は若杉。

――試行錯誤の3ヶ月を経て、ついに「ロボ研」のモックアップが完成しました。今、どんなことを感じていますか?

吉原 難しさもありましたけど、それ以上に楽しかったですね。あれだけの機械を自分の思うとおりに動かしてものを作るという経験が初めてでしたから。完成したモックアップを社内でお披露目した時には、他部署の人も「面白いね!」「どうやって作ったの?」って興味を持ってくれて、それもすごく嬉しかったです。あと、こうして手を動かしてやっていくうちに、外注をお願いしている工場の職人さんが考えていることが少しずつわかってくるようになって、今までよりも話ができるようになったという実感があります。やっぱり自分で手を動かさないとわからないことってありますね。これからはここで学んだことを生かして、職人さんと一緒にアイデアを出し合いながら、より良いものを作っていけるんじゃないかな、と思っています。

オープンなものづくりの場で、距離が縮まる、アイデアが広がる。

TechShopのスタッフと。「知識豊富なスタッフさんには日々いろいろなことを教えてもらっています」(吉原)

若杉 私は、友松さんのような大先輩と一緒に、同じ場所で肩を並べてものづくりをするというのがすごく新鮮でした。絶対にわかっていると思っていた人でもやってみたら失敗するんだなとか、現場で「あー、これダメだったね(笑)」「じゃあ、こっちでやってみましょう!」なんて話をしていると、すごく距離が近くなって。

友松 確かにそうだったね。

若杉 オフィスを離れて、こういう場所に来ると、社内のコミュニケーションというのがこんなにオープンなものになるんだな、と。これは意外な効果でした。

吉原 確かに若杉が言うように、ものづくりの経験やスキルを教えあう・見せ合うということを通して、人と人との距離が縮まったり、アイデアが広がっていく、そういう感覚はありますね。TechShopは、人と人、技と技を結ぶ"ハブ"的な存在になっているんだと思います。

友松 私なんかもう、TechShopに行く日は、朝からワクワクした気持ちで家を出るんです。こんな気持ち、いつぶりかな(笑)。夕方になると、仕事帰りの同じ志を持った人が続々とここに集まって来て、お互いに名前も会社名も知らないんですけど、何度か顔を合わせるうちに挨拶をするようになって、「何をやってるんですか?」「こんなやり方もあるんですね」なんて話をするようになって...。今までに経験のない出会いや気づきがたくさんあるんです。それがすごく楽しくて、会社よりこちらにいる時間が長いような気がします(笑)。でも、そうすることで彼らに教えるきっかけを早く掴んだり、いろいろと情報共有もできるんじゃないかと思ってます。

創造力のないエンジニアに未来はない。自分の強みを見つけてほしい。

TechShopの大判プリンタと熱転写プレス機を使って、オリジナルロゴをプリントしたお揃いのワークジャケット。

――インタビューの前編で友松さんが「エンジニアとはどうあるべきか」という答えを探ることがこのプロジェクトのテーマだと言っていました。これに対して、何か気づいたことはありますか?

吉原 職人とエンジニアの違いについて、このプロジェクトを通してずっと考えていたんですが、職人というのは他の人が真似できないような独自の技を持っている人たちだと思うんですね。一方で、エンジニアというのはそういう職人さんの技をいろいろと組み合わせて、社会に新しい価値を生む、世の中をハッピーにする、そういう人のことなんじゃないかな、と。そのためには、職人さんと高いレベルで話ができないとダメですし、人脈や知識、アイデアも必要。ものづくりを幅広く、深く知っているエンジニアになっていかなきゃいけないなと感じています。

若杉 私は「自分でやってみる」ということにもっと価値を見出していけたらなと思っています。通常の与えられた業務だけでなくて、自分から新しいことをどんどん情報発信できる、そんなエンジニアになりたいです。

友松 ものづくりのノウハウを知ると、あのときの作り方を応用してこんなこともできる、あんなこともできると、アイデアをどんどん出せるようになっていくはずです。そのうち、世の中にこんなものがあったらいいんじゃないか、という斬新なアイデアが生まれて、本当にゼロから企画を立ち上げることもきっとできるようになる。エンジニアは創造力がないと生き残っていけないと思うので、ぜひメンバーにはプロジェクトを通じて自分の強みを見つけてもらいたいです。

人生の一つのチャレンジとして、ものづくりに取り組んでほしい。

「ものづくりメカトロ道場」の課題や今後の展望について熱く語り合う3人。

――最後に、今後の展望や、イノベーションを起こしたいと考えている方へのメッセージをお願いします。

友松 大それたことは言えませんが、私が後輩たちに伝えたいのは、ものを作って世の中に送り出す以上、決して諦めないでほしい、妥協しないでほしいということです。もちろん、我々は組織に属していますから、与えられた予算と工程のなかでものづくりをしなければならないし、それぞれにプライベートもある、会社のスケジュールもある。でも、こういうふうに、心の底からワクワクできる環境を持つことで、いつの間にか仕事を超えて、自分の人生のひとつのチャレンジとして、ものづくりに取り組めるようになる。そこからイノベーションというのは生まれるんじゃないかと思います。私ももうすぐ定年ですが、諦めていません。勝負はこれからだと思ってます。

ものづくり魂を受け継ぎ、新たな仲間とイノベーションを起こしたい。

若杉 友松がこのプロジェクトを通して、私たちに本当に伝えたいと思っているのは、一過性の知識やスキルではなくて、ものづくりの根底にある魂やマインドの部分だと思うんです。ここで私たちが受け継いだことを、今度は私たちが自分なりに解釈して、後輩たちに受け継いでいきたい。この春からの新入社員も巻き込みながら「ものづくりメカトロ道場」をどんどん進化させていきたいですね。若者から刺激を受けることもたくさんあると思うので、楽しみです。

吉原 会社、部署、世代、分野、国...あらゆる垣根を超えて、異なる考えやスキルを持つ人と、一緒にものづくりをやったら、今までにない面白いものができると思っています。だから、会社の中でも外でも、仲間をたくさん作っていきたい。オープンな雰囲気を大事にしながら、世の中をもっとハッピーにできるようなイノベーションを、この「ものづくりメカトロ道場」から巻き起こしていきたいです。

株式会社富士通アドバンストエンジニアリング
デジタルエンジニアリング本部 先進技術センター
テクニカルアドバイザー
友松 信行
1958年 群馬県生まれ。1979年国立群馬工業高専機械工学科卒業。
同校では熱力学を専攻し、溶接・機械加工技術を修得。同年、富士通(株)入社。
富士ファコム制御(株)(現FAE)に出向後、技術本部にて生産管理端末・航空機端末・車載端末など特殊環境設置端末の企画、機構設計を長年にわたり担務。
その後、同社エンジニアリング本部システムインテグレーション部長を経て、現在は、先進技術センターテクニカルアドバイザーとして次世代の若手エンジニア育成に取組む。

株式会社富士通アドバンストエンジニアリング
デジタルエンジニアリング本部 先進技術センター
イノベーション推進室
吉原 理人
1988年 茨城県生まれ。2012年芝浦工業大学工学部電気工学科卒業。同年、FAE入社。
ハードエンジニアとして民需、公共分野の多岐にわたるシステムインテグレーションビジネスを担当したのち、組込み技術を適用した特殊カメラや特定業務向けドローンなどのハードウェア開発を行う。
現在は、同社イノベーション推進室にて産業・流通現場向けロボットの企画・開発に取組む。

株式会社富士通アドバンストエンジニアリング
デジタルエンジニアリング本部 先進技術センター
イノベーション推進室
若杉 諒介
1988年 神奈川県生まれ。2013年日本大学大学院生産工学研究科数理情報工学修士課程修了。同年、FAE入社。
ハードエンジニアとして大学向け授業支援システムやセンサーテクノロジーを活用した農業向け監視システムなどを担当。
現在は、同社イノベーション推進室にてAI・画像認識テクノロジーを活用した新規ビジネスの企画・開発に取組む。

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