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日々巧妙化するサイバー攻撃、今とるべきセキュリティの具体的な対策が結集!

FUJITSU Security Forum 2016イベントレポート

2016年11月30日、東京のJPタワーホール&カンファレンスで「FUJITSU Security Forum 2016」を開催しました。

日々巧妙化するサイバー攻撃に対して、事業継続の観点からも、企業はどう取り組めば良いのでしょうか。今回のフォーラムでは、セキュリティ対策で見落としがちな視点や、最新の技術トレンドのご紹介、サイバー攻撃に対応する疑似体験ワークショップなどを実施しました。

オープニングセッション

富士通株式会社
執行役員専務/CISO 髙綱 直良

本フォーラムは、富士通の執行役員専務/CISO 髙綱直良の挨拶で幕を開けました。髙綱は、講演で以下の3つのお約束をお客様にお伝えしました。第一に「巧妙さを増すサイバー攻撃に対して、富士通は自社他社の優れたテクノロジーをインテグレーションし、グローバルにソリューションを提供し続けること」、第二に「自社を守るために技術開発、人材育成に取り組み、我々自身が運用を実践していくこと」、第三に「社内実践により獲得した実践知を活用し、お客様への製品、サービスを提供していくこと」です。

髙綱は「今や、サイバー攻撃は1社では防ぎきることはできない状況になっています。富士通はお客様の声を聞かせていただきこの脅威に対して一緒に立ち向かっていきたいと考えています。セキュリティは富士通に任せたい、とご指名いただけるように取り組んでまいります」と結びました。

内閣府参与 齋藤 ウィリアム 浩幸氏

次に、内閣府参与の齋藤ウィリアム浩幸氏は「情報とセキュリティ 見落とされているサイバー攻撃への対策」と題して特別講演を行いました。

齋藤氏は、サイバー攻撃への対策を考える際に必要な3つの視点として「安全性」、「費用」とともに「利便性」を挙げ、特に見落としがちな利便性をきちんと担保することが、セキュリティ対策を考える上で重要だと強調しました。

そして、「グローバルにおける日本の強みは安全、安心である」とし、「どう情報を守り、それをどのように新しい産業やサービスに提供していくかが、これからの日本の課題。ぜひ皆さんと一緒にやっていきたいです」と語り講演を結びました。

独立行政法人
情報処理推進機構
理事長 富田 達夫氏

このあと引き続き、情報処理推進機構(IPA)理事長の富田 達夫氏による「経営者が行うべきサイバーセキュリティ対策とIPAの取り組み」、日本電信電話 セキュアプラットフォーム研究所所長の大久保一彦氏による「IoT時代の覇者は誰? 勝つために必要なモノは何なのか?」、富士通のエバンジェリスト太田大州より「サイバーセキュリティ強化の新たな考え方」の以上3名によるリレートークが行われました。会場は立ち見が出る盛況ぶりで、真剣に聞き入るお客様の熱気に包まれていました。

日本電信電話株式会社
セキュアプラットフォーム
研究所 所長 大久保 一彦氏

富士通株式会社
エバンジェリスト 太田 大州

「サイバーセキュリティ時代における技術革新と人材育成」

3名の識者の講演内容をまとめたセミナーレポートを無料配布しています。

サイバー攻撃のトレンドからAI、自社対策などをご紹介した「サイバーセキュリティトラック」

ICTの活用領域が広がる中、企業にとって大きな課題となってきているセキュリティ対策。今回のフォーラムでは、「サイバーセキュリティ」「クライアントセキュリティ」「セキュリティベンダー」とテーマ別トラックを設け、様々な切り口で課題を抱えるお客様に対し、数多くのセッションを行いました。その中で「サイバーセキュリティ」にクローズアップしご紹介します。

「AIで支える、AIを支えるセキュリティ」

サイバー攻撃対策や内部不正対策において、不審な通信ログの検知精度をアップすることで、人の行動特性に基づく課題を解決することができます。その検知にAI技術が役立ちます。一方、各国の法制度強化により個人情報の越境移転や内部不正対策がさらに高度化する中、データを安全活用できる「匿名化」や「ブロックチェーン」といったセキュリティ技術も、AIの技術開発が支えています。

富士通研究所 知識情報処理研究所 セキュリティ研究センターの津田宏と、同研究所 人工知能研究センターの丸橋弘治より、富士通の目指すセキュリティ対策に役立つAIとその基盤となるAI技術「Human Centric AI Zinrai(ジンライ)」などについて、デモを交えてご紹介しました。

株式会社富士通研究所
知識情報処理研究所 セキュリティ研究センター
サイバー&データセキュリティプロジェクト
プロジェクトディレクター 津田 宏

株式会社富士通研究所
知識情報処理研究所
人工知能研究センター 丸橋 弘治

「最新のサイバー攻撃事例、対策研究動向と富士通の技術開発」

国立研究開発法人 情報通信研究機構
サイバーセキュリティ研究所 サイバーセキュリティ研究室
室長 井上 大介氏

サイバー攻撃は日々進化し巧妙化しており、従来技術では攻撃から組織を防衛できなくなってきました。情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所 サイバーセキュリティ研究室 室長の井上大介氏からは、近年増加している侵入経路、攻撃型防御のための要件、結果が究明された攻撃事例、境界防御からリアルタイム検知・分析までのフローなど、最新事情をデモを交えてご紹介いただきました。

株式会社富士通研究所
知識情報処理研究所
セキュリティ研究センター長 武仲 正彦

また、富士通研究所 セキュリティ研究センター長の武仲正彦は、組織へのセキュリティ脅威侵入を前提に、組織内に広がる動きを検知・遮断する富士通の独自技術を解説。この独自技術「高速フォレンジック」は、併設の展示デモにおいてもご紹介し、非常に多くのお客様の関心を集めていました。

「セキュリティ対策における運用とインシデント対応体制」

JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)
経営企画室 兼 エンタープライズサポートグループ
部門長 村上 晃氏

現在、セキュリティ対策は防御中心からインシデントを前提とした予防・検知へと変わりつつあります。JPCERTコーディネーションセンターの村上晃氏は、サイバー攻撃による被害を極小化するために組織内CSIRTが持つべき役割とその運用について、押さえるべきCSIRT実装の勘所とともにご紹介いただきました。

「富士通の自社セキュリティ対策について」

富士通のセキュリティマネジメント統括部 統括部長 西嶋勉より、自社のセキュリティ対策について、「組織」「考え方」「インシデント対応」の3つの視点から具体的な取り組みをご紹介しました。

円滑にセキュリティ施策を実施するための組織づくりとして、IT施策から独立して機能し、かつコーポレート・ガバナンスと連携する体制を構築。また、脅威の侵入を前提ととらえ、セキュリティ脅威の検知・拡大防止のみならず再発防止を最終目的とした、現実に運用可能なインシデントレスポンスプロセスの構築が必要と述べました。

専門性とリテラシー向上を目指すセキュリティ人材教育

九州大学
サイバーセキュリティセンター長 岡村耕二氏

インターネットの普及に伴いセキュリティ教育は、もはや専門的なものだけではなく、国民だれもが身につける必要のあるリテラシー教育的な側面も重要となってきました。九州大学 サイバーセキュリティセンター長の岡村耕二氏からは、九州大学と富士通が産学連携で取り組んでいるセキュリティ人材教育の取り組みについてご講演いただきました。

サイバーセキュリティ技術者のつくり方

年々高度化するサイバー攻撃に対抗するためには、さまざまな技術を持つセキュリティ技術者が必要とされます。富士通のサイバーディフェンスセンター センター長 奥原雅之は、今日のICT環境で求められるセキュリティ技術者の人材像と、富士通グループの人材を発掘・育成するためのセキュリティマイスター認定制度に基づく取り組みをご紹介しました。

サイバー攻撃におけるインシデント対応を体験(ハンズオントレーニング)

「標的メールの攻撃で情報が漏洩した!」実際に攻撃を受け、情報セキュリティ事故が発生した場合、まず何をすれば良いのでしょうか? 事故発生そのものの抑止に加え、原因究明と対応をいかに迅速に行えるかどうかで企業の信用度が大きく変わります。 インシデント対応は、必要な組織や手順を策定し、定める手順が自社にマッチし正しく行うことができるかどうか、検証や訓練まで行える必要があります。

今回のハンズオントレーニングでは、インシデント対応する一連の流れの中から「データ保全」と「解析」を実際に一人一台の実機環境で体験。さらに侵入経路や被害状況の究明手順を解説しました。通常1日で開催されている研修メニューの一部を2時間で実施した今回のトレーニング。どのお客様も実機を操作しながらメモをとり、具体的な質問がいくつも挙がりその真剣度がうかがえました。

お客様のセキュリティ対策を様々な切り口でご支援「展示デモコーナー」

展示コーナーでは、サイバーセキュリティ、クライアントセキュリティの最新ソリューションや製品を具体的なデモを交えてご紹介しました。また、人材育成に向けたセキュリティコンテスト体験コーナーもあり、大勢のお客様にご来場いただきました。

サイバー攻撃の全貌を短時間で把握「高速フォレンジック技術」

悪意を持った攻撃を受けた時に、その攻撃の影響範囲をいち早く明確にする技術をご紹介しました。悪意のある攻撃の痕跡を見つけるために,これまで専門家が数週間かかっていたログやネットワークデータの解析作業を、富士通研究所の技術と知見をもって高速化。遠隔操作型のマルウェアによる攻撃の進行状況を、写真のような全体俯瞰図として可視化し、サイバー攻撃の全貌を短時間で把握する事ができます。深刻な問題になる前に根本的な対処を行い、被害拡大防止につなげます。

攻撃を受けたパソコン、及び、影響範囲をグラフィック化して表示

遠隔操作型のマルウェアによる攻撃の進行状況を全体俯瞰図として可視化

攻撃者行動遷移モデルによるマルウェアの検知「Malicious Intrusion Process Scan」

検知ログの情報を元に、感染端末を検知した状態

このソリューションは、標的型サイバー攻撃を広く面でとらえ、攻撃者の行動に着目し、初期潜入から目的実行、再侵入までの様々な段階での検知が可能であることが大きな特色です。検知ログの情報を元に感染端末、脅威のある外部サーバ情報等を得ることが可能です。

未知、既知のマルウェアの活動をリアルタイムに検知・遮断「標的型サイバー攻撃の内部検知」

iNetSec IntraWall

標的型サイバー攻撃の過程でネットワークに侵入したマルウェアの通信の行動から、感染した端末を検知し、ネットワークから自動的に遮断することで、感染の拡散、情報搾取などの被害を防止します。種別、方向、順序などからマルウェアを検知するので、未知、既知問わずリアルタイムに効果を発揮します。

この他にも、「マルウェア経路追跡」「行政版セキュリティPC」「情報漏えいを防ぐ秘密分散ソリューション」「モバイルPCの紛失・盗難対策ソリューション」「カードレス決済実証実験」「手のひら静脈認証で確実な本人認証」などの展示があり、どのブースもスタッフの説明に真剣に耳を傾けるお客様の姿が印象的でした。

富士通サイバーセキュリティコンテスト体験コーナー

富士通では年2回コンテストを通じて、セキュリティの素養のある人を発掘する取り組みを行っています。今回の展示では、これまでの取り組みをお客様にも体感していただくコーナーを設置。分野別、ランク別に分類された設問に、どのお客様も真剣な表情で取り組んでいました。
また、「サイバー攻撃に立ち向かうセキュリティ人材育成」のコーナーにも、説明員に熱心に質問するお客様が多くいらっしゃいました。

どのお客様も真剣な表情で設問にとりくむ「セキュリティコンテスト体験コーナー」

「セキュリティ人材育成コーナー」

まとめ

セミナーはどの回もほぼ満席。展示デモやご相談コーナーにも多くのお客様で訪れ、昨今のサイバー攻撃の脅威を背景に、どのお客様もセキュリティ対策が急務であると捉えていることが伺えました。

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