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伝統からスマートへ。富士通のデジタル技術でタイの伝統構造に変革を起こす

Fujitsu Asia Conference Bangkokイベントレポート

富士通は2016年11月25日、タイの首都バンコクで「Fujitsu Asia Conference Bangkok」を開催しました。タイでは3回目の開催となる同カンファレンス。今年のテーマは「Human Centric Innovation - Driving Digital Transformation」で、タイにおけるICTニーズや活用事例のほか、富士通の最新テクノロジーなどを紹介しました。

富士通株式会社 執行役員Asiaリージョン長 広瀬 敏男

最初に、富士通の執行役員Asiaリージョン長である広瀬敏男が登壇。今年10月に逝去したプミポン・アドゥンヤデート国王に1分間の黙祷を捧げた後、アジアにおける富士通のビジョンについてスピーチしました。広瀬は「アジアでのミッションは、ICTソリューションを通じてビジネスや社会の課題を解決すること」としたうえで、富士通のデジタルビジネス・プラットフォーム「MetaArc」を紹介。シンガポール科学技術庁(A*STAR)と共同で、ビッグデータを活用し交通渋滞や人混みの解消に取り組んでいる事例などを挙げ、アジアで様々なプロジェクトに参画していることをアピールしました。

富士通タイランド マネージングディレクター 古川 栄治

次に、富士通タイランドのマネージングディレクターである古川栄治が、タイでの歩みについて話しました。1990年の創立後、富士通タイランドは製造業、金融、流通業といったタイにおける日系企業の成長とともに事業を拡大してきたと説明。今後の方針として、モバイルやアナリティクス、人工知能(AI)、セキュリティなどの先端技術を統合し、富士通のノウハウと結びつけることで、顧客のデジタル革新に向け付加価値の高いソリューションを提供していくと話しました。

ロボット導入など「タイ版Industry4.0」を目指し、既存産業のスマート化へ

タイ 元財務大臣 タノン・ピタヤ氏

続いて行ったゲストスピーチでは、タイの元財務大臣であるタノン・ピタヤ氏が、タイの経済成長に向けたデジタル技術の活用をテーマに講演しました。タノン氏は2006年以降のタイ経済について、長らくGDP成長率3%未満の状態が続いているとし、「失われた10年」と指摘。民主化プロセスの混乱や消費の弱さなどに加え、R&D(研究開発)や先進国からのハイテク技術の移転の遅れなどをその要因に挙げました。

打開策として、デジタル技術やロボットの導入などを通じて既存産業のスマート化を図る「タイ4.0」を紹介。ビジネスのサプライチェーン全体で、これまでのタイの伝統的な構造を打破し、デジタル技術の活用を推進する必要があることを強調しました。もう一つ、タイの人口の約40%が従事する農業の生産性の低さ、一人当たりの収入の低さを、タイ経済の大きな課題だと指摘。富士通がベトナムでスマート農業プロジェクトに取り組んでいることに言及し、農業セクターにおけるデジタル化への協力を求める考えを示しました。

富士通株式会社 マーケティング戦略室 統括部長 高重 吉邦

次に、富士通のマーケティング戦略室統括部長の高重吉邦が、カンファレンスのテーマである「Human Centric Innovation - Driving Digital Transformation」をテーマに講演し、デジタル時代における富士通のビジョンや最新の取り組みについて話しました。

高重は、これまでの世界のデジタル化の流れを振り返ったうえで、最初のトレンドがインターネット、次がモバイル、3番目がIoTであると説明。AIやロボティクスは第4のトレンドであると話しました。さらに、富士通研究所が参画する人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」を紹介。富士通の推論技術を活用することで、ロボットが東京大学の数学の入学試験で合格点を取れるレベルにまで達していると説明しました。

このほか、富士通の位置情報活用クラウドサービス「SPATIOWL(スページオウル)」を紹介し、人や物の位置データをリアルタイムで取得できると、特徴を述べました。実例として、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)と共同で取り組んでいるビッグデータ活用プロジェクトに言及、港湾付近での船の位置情報を把握し、衝突を避けるため必要に応じてアラートで通知を出すなどの事例を紹介しました。高重は、こうした技術を活用することで都市のモビリティをさらに高度化できるとし、「SFのような世界はもう現実のものになりつつある」と話しました。

ものづくりの「見える化」が現場の改善意欲高める

カンファレンス後半では、IoT技術の活用をテーマとしたパネルディスカッションとリレーセッションがありました。

インテル株式会社 IoTアジア・セールス、IoTマーケット・デベロップメントダイレクター 佐藤 有紀子氏

リレーセッションでは、インテルのIoTアジア・セールス、IoTマーケット・デベロップメントダイレクターである佐藤有紀子氏が、IoTの活用について講演しました。佐藤氏は、3年以上前からIoTの事業部を立ち上げ、その活用に取り組んでいることを紹介。技術的な強みについて、産業分野ごとに最適なソリューションを提供できる一方、規格を共通化することでプラットフォームの開発コストを抑えることも可能であることなどを紹介しました。

富士通株式会社 IoT ビジネス推進室室長 須賀 高明

続いて、富士通のIoT ビジネス推進室室長である須賀高明が、IoT技術の導入事例についてスピーチ。各種センサーの製造・販売などを手がけるオプテックス様が、IoTの技術を生かし、現場で採取した水を測定し、データをすぐにクラウドへ送ることで遠隔地から管理できるようになるソリューションなどをタイで提供している事例を紹介しました。

また、富士通の島根工場でIoT導入に取り組んでいる事例も取り上げ、製造ラインで不具合の出た製品にビーコンを取り付け工程の進捗を管理することで、修理の優先順位を把握できるようになったと紹介。これにより出荷期限の超過や輸送トラックの追加手配などが減り、物流コストを30%削減できたと、その成果をアピールしました。このほか、富士通が提供する設備点検クラウドサービス「teraSpection」も紹介。同サービスの導入により、工場などでの作業点検記録をデジタル化することでデータ収集もより容易になると指摘。今後タイでも提供していく方針を示しました。

多くの来場者、講演に聞き入る

今年度のカンファレンスへも多くのお客様にお越しいただき、盛況のうちに終了しました。来場者は、タイのICT事情や富士通の最新テクノロジーなどに関する講演に聞き入っていました。今後も台北やジャカルタなど、アジア各都市でカンファレンスを開催する予定で、引き続き富士通の最新技術やICTのトレンドについてご紹介していきますのでご期待ください。

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