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オンプレミスのSAPシステムを移行し、パフォーマンス向上とDR対策の強化を実現 ~東洋合成工業様事例~

ハードウェアの保守切れというタイミングを契機に、SAPシステムを「A5 for Microsoft Azure」に移行。パフォーマンスの改善とDR対策の強化を実現するとともに、さらなるクラウド活用の一歩を踏み出しました。

SAPシステムのハードウェア保守切れを目前にサーバのリプレースが急務に

東洋合成工業様は、1954年創業の化学メーカーです。医薬品用化学製品の製造・精製から始まり、現在は半導体回路形成に不可欠な感光性材料を製造する感光性材料事業と化成品事業を2つの柱に事業を展開しています。

同社は、基幹システムとして、約8年間オンプレミスのSAPシステムを利用してきました。当初は千葉県の工場内にサーバを設置していましたが、その後、データセンターに移行して運用を継続。その間、様々な工夫を重ねてきました。情報生産性向上推進部 部長の平野景樹氏は、次のように語ります。

「サーバの5年間のメーカー保守が切れた後は、保守を約2年間延長し、サードパーティの保守サービスを契約して使い続けていました。しかし、ユーザー数の増加によってディスク容量も逼迫し、パフォーマンス面でも問題を感じてきたため、リプレースを決断しました」(平野氏)

情報システム部門の体制も考慮したきめ細やかで柔軟な対応を評価

そこで同社は、オンプレミス/クラウドを含めたシステムの検討を開始。2014年9月からRFP(注2)の作成を開始し、それをもとに提出された5社の提案を比較・検討。その結果、富士通の「FUJITSU Cloud Service A5 for Microsoft Azure」を利用したSAP移行の提案を選択しました。平野氏は「RFPに盛り込んだ項目に1つひとつ丁寧に応えていただいたのが大きな理由です」と語ります。

さらに選択理由となったのが、富士通の提案に、「Panaya」(パナヤ)というSAPのアプリ移行支援ツールの利用が盛り込まれていたことです。SAPのアップグレードでは、プログラム修正や検証テストを効率的に行うことが求められますが、Panayaを使うとその工数を大幅に削減することが可能です。「弊社の情報システム部門は7名です。少ない人数でプロジェクトを進めるためには、Panayaによるテスト工数削減の提案は非常に魅力的でした」(平野氏)

処理によっては10倍以上の高速化を実現し、DR対策も強化

2015年4月、SAPの移行プロジェクトがキックオフ。約9カ月間の開発期間中は、思ったほどパフォーマンスが出ないという問題が起きたものの、ストレージをSSD(注3)に変更し、OSやSQLServerのパラメータを調整するなどの対応でクリア。2016年1月には、無事「A5 for Microsoft Azure」上で新しいSAPシステムが稼働を開始しました。

新システムの最大の効果は、トータルでのパフォーマンスの改善です。例えば、毎月各工場ごとにSAPシステムからデータを取得する際、以前はタイムアウトすることがありましたが、新しいシステムでは約1分で終わります。タイムアウトは10分ですので、10倍以上処理が高速化された計算になります。

DR対策の面でも、オンプレミスにはない効果を実感できていると、情報生産性向上推進部主任の今井邦広氏は語ります。「旧環境ではデータのバックアップだけでしたが、『A5 for Microsoft Azure』に移行したことで、システムバックアップが瞬時に取れますし、西日本センターにもバックアップ(地理冗長)できるので、安心感は格段に上がりました」(今井氏)

SAPのシステム拡充とともに周辺システムにおけるA5の活用も検討

「A5 for Microsoft Azure」上に移行したことで、 パフォーマンス向上とDR対策の強化と同時に、Azureの知識を得られたことも大きなメリットとなりました。「月額費用を負担すれば、すぐにテストサーバを作成できるのが便利です。現在は、『A5 for Microsoft Azure』を使ったファイルサーバを検討しています」と今井氏は語ります。

今回、SAPを利用した基幹システムにおいて、開発環境のみならず本番環境でもA5を採用されたことは、国内でも先進的な取り組みと言えます。富士通は、今後も東洋合成工業様のクラウド活用を支援し、同社のビジネスの発展に貢献していきます。

(注1)ディザスタリカバリ(災害復旧)。自然災害などで被害を受けたシステム
を復旧・修復すること。
(注2)「Request For Proposal」の略で「提案依頼書」の意味。情報システムの導
入を行うにあたり、発注先候補の企業に具体的な提案を依頼する文書のこと。
(注3)「Solid State Drive」の略で、半導体メモリ(フラッシュメモリ)を記憶媒体として用いた記録装置のこと。HDDよりも高速なのが特長。

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