このページの本文へ移動

富士通

サイト内検索
サイト内検索 閉じる

「Oracle OpenWorld 2016」イベントレポート

「Oracle OpenWorld」は、富士通の戦略パートナーの1社であるオラクル社が米国サンフランシスコで開催するICTイベントで、今年は9月18日~22日の5日間開催されました。富士通も本イベントにGrandeスポンサーとして参加し、ブース展示、セミナーを行いましたので、イベントの様子をレポートします。

UNIXサーバ「SPARC M10」でのOracle Database高速化

富士通の展示ブースにおいて、フラッシュカードと「SPARC M10」を組み合わせた「PRIMEFLEX for Oracle Database」を紹介しました。本製品を構成している「SPARC M10」は、IoT、Eコマース、インメモリコンピューティング、クラウド、ビッグデータといったあらゆる用途に適したサーバであり、幅広い業界で採用されています。富士通の経験豊富な技術者が、フラッシュカードを活用した高速化提案や「SPARC M10」の特長を生かしたモダナイゼーションの事例も紹介しました。

現行のプロセッサである「SPARC64 X+」の2.5倍のコア性能を実現する開発中の次期プロセッサ「SPARC64 XII」もブース内に展示し、来場者の注目を集めました。

富士通の次世代SPARCサーバ冷却技術

2016年の富士通ブースで来場者の注目を集めた展示は、「Vapor and Liquid Loop Cooling」と呼ばれる次世代SPARCサーバに向けて開発中の冷却技術でした。本技術は、液体の状態変化を用いた先進的な冷却技術であり、現行の「SPARC M10」で採用されているLiquid Loop Coolingに比べて約2倍の冷却性能向上を実現しています。冷却性能のみならず静音性も確保しており、コンピュータの高密度設計を実現することで、サーバの小型化に貢献します。

次世代データセンターに向けた富士通の液浸冷却

液浸冷却とは、冷却能力の高い液体で直接サーバを冷やすことで、効率的な冷却を実現する技術です。今回展示の液浸システムは、汎用のサーバからファンを削除し、さらには設備側冷却電力を削除することで、データセンターの消費電力をトータル40%削減します。またサーバを高密度で設置できるので、設置面積は50%削減できます。
液浸冷却は、省電力、省スペースを実現させるだけにとどまらず、データセンターをどのような場所にでも設置することを可能にします。これは冷媒に用いる液体が厳しい環境からIT機器を保護する役割を担うためです。また、冷却ファンがなく空調機も不要なため、図書館並みの静粛性を実現します。

富士通の研究開発による技術紹介

富士通の研究開発部門では、通常の状態および状態の変化を学習し、以前に発生したことのない不規則な状態を監視することで、異常や異常となる可能性がある状態を検知する「アノマリ検出」システムを開発しています。この技術の利点は、システムが異常につながる可能性をみつけることで、未然に異常が発生することを防ぐことです。

2020年東京大会に向けた準備も進めています。来場者には、体操競技の採点に3Dレーザー分析を用いる取り組みをご覧いただきました。富士通は、ICTを用いてスポーツの練習や観戦、大会における採点支援に貢献すべく取り組んでいます。

デジタル革新を実現する「MetaArc」の紹介

富士通の「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc」関連の出展では、来場者に「Driving Digital Transformation」についてご紹介しました。MetaArcは、デジタル革新の実現に向けた富士通のビジネス・プラットフォームで、モバイル、IoT、アナリティクス、AIなどの機能を、クラウド・コンピューティング基盤の上でサービスとして提供するものです。
MetaArcにおけるサービスは、既存のITシステムと富士通およびパートナーのデジタル、クラウドソリューションの適合、配備、統合をシンプルなものとすべく設計されています。2016年7月6日、富士通とOracle社は、企業向けかつ世界規模でのクラウドサービスを日本企業およびその海外拠点向けに提供するための新しい戦略的提携を行うことに合意したことを発表しています。

富士通グループのGlobeRanger社は、業界をリードするIoT、RFIDおよびRFIDを活用した資産、仕掛品、サプライチェーン、在庫の管理および航空運航向けのソリューションを提供しています。会場では、GlobeRanger社のソリューションを適用することで、いかにして製造業におけるサプライチェーン情報が正確、タイムリーかつ活用できるかを紹介しました。

富士通の「Driving Digital Transformation」の紹介

富士通が提供するIoTソリューションも展示しました。富士通のヒューマンセントリックIoTに向けた取り組みは、幅広いデジタル情報を用いた新しい価値のあるサービスの開発を手助けします。富士通のユビキタスウェアは、重要な情報の監視、分析を行い、Striim社から提供されるリアルタイムストリーム分析によって、高精度かつリアルタイムな位置情報サービスを提供します。富士通グループのRunMyProcess社は、お客様が素早くビジネスプロセスを構築、統合、配備、運用することを可能にするクラウドベースのプラットフォームを提供しています。ユビキタスウェアとRunMyProcess社は共に、ヒューマンセントリック社会の実現に向け、幅広いデジタル情報を活用しています。

先進的なIT技術を提供している企業であり、米国におけるSPARC M10 ISVパートナーでもあるGrid Dynamics社は、パブリッククラウドに最適化したEコマースプラットフォームを紹介しました。Oracle Commerce Cloudを採用しており、専用領域かつ管理されたクラウドインフラを用い、テスト環境から本番環境への切り替えを1クリックで簡単に実現することができます。

オープンソースであるApache Ignite project上で構築した企業向けインメモリコンピューティングプラットフォームを提供しているGridGain社は、富士通の「SPARC M10」上で「GridGain In-Memory Data Fabric」というソリューションを紹介しました。「GridGain」と「SPARC M10」の組み合わせは、従来に比べて格段に速いインメモリコンピューティングソリューションを提供し、大規模データにおけるリアルタイムでのトランザクション処理および分析を可能とします。

Striim社は、「SPARC M10」上でOracle Databaseと組合せたストリーミング分析およびリアルタイム分析を提供しています。Striim社のプラットフォームは「SPARC M10」の大容量メモリ、計算能力、I/O性能といった特長を活用しています。Striim社は、今回の展示では、特に金融、製造、スマートタクシーにおける事例を紹介し、リアルタイムデータの価値やその有効な使用方法について訴求しました。

Executive Solution Session

Fujitsu Technology and Business of America, EVP, 渡部悟朗

Fujitsu Technology and Business of America社のEVPである渡部悟朗による講演では、富士通の先端技術の中から次世代冷却技術、SPARCサーバ、クラウド、AI等について紹介しました。また、Oracle Solaris開発部門のVPであるBill Nesheim氏が登壇し、富士通との協業、Solarisに今後加わる新しい機能についてご紹介されました。これらの先端技術や最新製品で、富士通は今後のお客様のIT活用に貢献します。

FUJITSU JOURNAL - に関するお問い合わせ

特集

Fujitsu Asia Conference 2016
富士通フォーラム2016
セキュリティ
進むAIの実用化
IoT・ビッグデータ
環境問題の解決にICTで挑む

人気ランキング

1 スマホの充電時間が従来の3分の1に! 世界最小・最高効率のACアダプターを開発
2 「ムーアの法則」はもはや限界! 「組合せ最適化問題」を解決する新アーキテクチャーを開発
3 AI(人工知能)で注目の新技術「Deep Tensor」を用いた高精度学習で、データ分析の高度化を目指す
4 IoTでゴルフが上達!? 自分とコーチとのスイング比較もデジタルで的確に
5 サーバを丸ごと液浸して消費電力を30%削減! 斬新な冷却技術でデータセンターに革命を

おすすめ

「人を中心としたAI」の開発に向けて、理研AIPと富士通が連携センターを開設
AI・IoTの活用とIT部門の新たな役割でデジタル革新を加速する!
"体操ニッポン"から、スポーツの世界を変える。3Dセンシング技術を用いた体操競技採点支援
世界有数のITビジネス見本市「CeBIT 2017」富士通ブースレポート

google+もチェック

富士通 Biz News ビジネスに役立つ情報をメールマガジンでお届けします

FUJITSU JOURNAL - に関するお問い合わせ

FUJITSU アプリ

Google+

アンケートにご協力ください

FUJITSU JOURNALをご覧いただき、ありがとうございます。読者のみなさまの貴重なご意見を今後のWEBサイト改善に役立てたいと考えていますので、アンケートへのご協力をお願いいたします。

アンケートに答える»

アンケートにご協力ください

FUJITSU JOURNALをご覧いただき、ありがとうございます。読者のみなさまの貴重なご意見を今後のWEBサイト改善に役立てたいと考えていますので、アンケートへのご協力をお願いいたします。

アンケートに答える»

ページの先頭へ