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AI×ロボットで実現する人と協調する未来とは

【富士通フォーラム2016 展示レポート】

5月19日~5月20日に東京国際フォーラムで行った「富士通フォーラム2016」。展示会場では、今注目を集めている最先端技術の人工知能(AI)やロボットを様々な利用シーンに組み込みながらご紹介し、多くのお客様にご体感いただきました。

「ロボピン」が、来場者一人ひとりに合わせておもてなし。独自構成した6つの関節構造を使った、バンザイポーズなどのダイナミックな動きと、単眼カメラを囲むLED(青、緑、赤、ピンクなど)の変化と組み合せることで豊かに感情を表現。

ロボットがおもてなし! 展示見学も一段と楽しくなる仕掛け

クラウド上の人工知能とつながった複数のロボットが私たちとICTを自然につなぎ、一人ひとりに合ったサービスを提案する。そんな、人とロボットが協調する新しいサービスのあり方が、富士通の考える「ロボット・フューチャー・ビジョン」です。

例えば、富士通フォーラム2016の展示会場でお客様をおもてなししていたメディエータロボットの「ロボピン」。このおもてなしは、まず入口で配付したビーコンをもとに来場者を特定することからはじまります。そして、クラウド上にあらかじめ登録されている名前や業務内容、関心のあるテーマなどの情報やビーコンから取得した行動履歴をもとに、一人ひとりに合ったおすすめの展示デモ情報を選出。会場内のロボットたちが、可愛い声と動きで来場者にご案内していました。

30年以上にわたり培ってきた富士通のAI技術「Zinrai」とAIを活用した展示の数々

ロボット・フューチャー・ビジョンを支える重要な技術の1つが、2015年11月に発表した富士通のAI技術ブランド「Human Centric AI Zinrai(ジンライ)」です。「疾風迅雷」の名のごとく、人間の判断や行動を迅速に支援する「Zinrai」は、30年以上も前から富士通研究所などが開発を進めてきたAI技術を体系化したもので、富士通の様々な製品やサービスに組み込まれています。

この「Zinrai」のAI技術をもとに、AI研究者やキュレーターとお客様で、最適なAI活用のシナリオへ創り出していく「AI活用コンサルティングサービス」も提供しています。

富士通フォーラムでは、富士通とお客様が実際に取り組んでいる様々な分野でのAIを活用した取り組みを数多くご紹介しました。

「感性メディア技術」、「知識技術」、「数理技術」と、これら3つの技術を支える高度な「学習技術」の4つのコア技術で構成されている「Zinrai」

時系列データDeep Learningにより、困難だったIoT/センサーデータの活用も実現!

時系列データDeepLearning技術により、分析精度の高度化を実現

「Zinrai」を構成する重要な技術に、「Deep Learning技術」(注1)があります。これは、機械学習の最新技術ですが、これまでは画像や音声以外のデータを解析することは困難でした。特に、ウェアラブルデバイスやスマートフォンなどに搭載されるジャイロセンサー(角速度センサー)などで取得される激しく複雑なデータの波(時系列データ)は、分類するのが非常に難しいと言われてきました。

この課題を解決するために、富士通研究所は最先端のカオス理論とトポロジカルデータ解析(注2)を活用し、時系列データを扱うことのできるDeep Learning技術を開発。
ジャイロセンサーからの複雑な波形データからの分析精度を、従来と比べて約25%も大幅にアップでき、人が走っているのかそれとも少し早足で歩いているのかという些細な見分けも可能になりました。この技術を応用することにより、設備機器の振動状態から異常を検知したり、故障を予測したりできるようになります。

また、複雑な波形を出す人間の脳波も、この技術なら高精度に分類でき、その人が眠っているのか、それとも起きているのかまでの判定も可能にしました。この技術と運転手の眠気を検知する仕組みと組み合わせることで、例えば長距離バスの居眠り運転や事故の防止にも活用できます。

(注1)多層構造のニューラルネットワークモデルを用いた機械学習技術
(注2)データをある空間内に配置された点の集合とみなし、その集合の幾何的な情報を抽出するデータ分析手法

自然な対話で旅行手続きも完了! おすすめスポットも教えてくれるAI

高い精度で会話の内容を理解し、まるで人とチャットしているような自然な対話を実現

また、AIを使った自然な対話を続ける技術もご紹介しました。
展示会場では、旅行代理店の窓口業務を想定し、タブレットに情報を入力すると、それを受けて自動的に会話を生成するデモを行いました。例えば「行き先はどちらですか?」という質問に対して、旅行者が「ローマに行きたかったけどナポリに行きます」と入力すると、「ナポリはスタディオ・サン・パオロで有名ですよ」「どなたと行きますか?」など、あたかも人と話しているように自然に会話を続けることができます。

実はこの会話、人間であれば悩むことのない文章ですが、コンピューターにとっては「ローマに行きたかったけど」という"願望"と「ナポリに行きます」という"意思"をつなげて解釈することが非常に難しいのです。

そこで、富士通研究所は数百万もの大規模辞書を搭載する機械翻訳エンジンの「解析技術」を使い、入力された文書の単語間の意味の関係を構造的に抽出する技術を新たに開発。高い精度で会話の内容を理解し、スムーズに対話を行うことを可能にしました。あらかじめ用意された定期的なシナリオに基づいて対話する従来のシステムとは違い、まるで人とチャットしているような感覚があり、親しみやすさを感じることができます。もちろん、こうした対話履歴も「Zinrai」で吸い上げて学習し、より違和感のないコミュニケーションの実現が可能になります。

実際に、東京海上日動火災保険様ではこの技術の検証を行っており、自然な対話の中で正しい応対ができると評価されています。2016年度中に富士通のソリューションへの提供を目指しています。

様々な分野で適用が期待されるAI技術

このほか、銀行のATMや店舗の試着ミラー、ハンバーガーショップの注文タッチ画面と「Zinrai」の「感性メディア技術」を組み合わせて活用する、様々な利用シーンをご提案するデモを参考に展示。ATMの場合、前に立った利用者の視線を検出し、1つの機能を長く見ているようであれば見えづらいと判断して画面を大きくして支援したり、行員との通話からストレス状態を検出。さらに"振り込め詐欺"と想定できるようなキーワードを発した場合は、詐欺の可能性を考えて対処を促すといった犯罪防止を目指しています。

感性メディア技術を活用した利用シーンの数々

AI×ATM(迷っている視線の動きから入力をサポートしたり、会話音声から振り込め詐欺を検出・防止)
AI×券売機(視線の属性情報、視線の動き、気候などを分析し、おすすめメニューを券売機に表示)

AI×ミラー(来客の購入履歴や在庫情報、視線の動きなどを分析し、おすすめコーディネートをミラーに表示)

AIエージェント「Anna(アンナ)」と会話しながら工場全体のマネジメント実現する「インテリジェントダッシュボード」や、自動運転・安全運転を支援するAI学習を組込んだモビリティセキュリティサービス、高度なサイバー攻撃対策へのAI活用など様々な利用シーンでAI技術をご紹介しました。

AI×インテリジェントダッシュボード(トラブルを検知し、自然な会話の中で過去の情報を分析しながら工場内のトラブル解決へ)
AI×モビリティ(人やクルマの周囲をセンシングし、情報を分析することでドライバーに危険を伝え安心・安全・快適を実現)

富士通は、今後も私たちの生活をより豊かにしていくために、ロボットやAIの研究・開発と実用化を進めていきます。

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