記事作成や写真撮影から送信、確認までを「スマホ1台」で完結する入稿システム ~静岡新聞社様事例~

インターネットで配信されるニュースは日増しに増加

スマートデバイスの普及や、通信の高速化などにより、インターネットで配信されるニュースが増加しています。今や新聞社など殆どのメディアがニュースサイトを持っており、速報ニュースを扱うサイトも数多く存在します。

静岡新聞社様は、静岡県内で発行部数トップを誇る新聞社です。従来より、記事の作成や入稿、あるいは写真の送信にはノートパソコンを使用するのが普通でしたが、さらにニュースを迅速に提供するため、場所を選ばず記事の作成、または写真を撮ってすぐに送信可能なスマートフォンからの入稿システムを検討していました。しかし、システム開発には膨大なコストと時間がかかるのに加えて、スマートフォンを紛失した場合の情報漏えい対策などの課題があり、実現には至っておりませんでした。

記者の一連の作業をスマートフォン1台で完結

このたび、静岡新聞社様と富士通は共同で、「スマートフォン入稿システム」を開発し、運用を開始しました。これは、富士通のモバイル活用基盤「MobileSUITE®(モバイルスイート・注1)」を利用したシステムです。MobileSUITE®は、モバイルアプリを開発する際に必要となる各種機能(ID連携、データ定義、認証など)をサービスとしてすぐに提供でき、開発工数の削減が可能となります。そのため、今回プロジェクトでは、わずか4カ月でスマートフォン入稿システムの構築を完了しました。

スマートフォン入稿システムは、従来の記者専用ノートパソコンよりも持ち運びが容易で、あらゆる場所で記事データを作成できるため、迅速なコンテンツ入稿、およびニュース配信を可能にするシステムです。記者一人ひとりのスマートフォン利用状況やアプリ配信状況、リモートロックや消去などを一つの画面上でまとめて管理できるため、複数の管理システムの導入が不要となり、システム導入コストとシステム運用・管理業務負荷を軽減できます。このサービスは、富士通のデータセンター内で運用され、24時間365日、専門の担当者によって運用監視されているデジタルビジネス・プラットフォームから、静岡新聞社様の業務を支援する各種機能を提供します。

(注1)FUJITSU Cloud Service MobileSUITE®。最先端のICTと、お客様と共に培ってきたノウハウを結集したビジネス・プラットフォーム「MetaArc」を構成する商品の一つ。

メディア業界のビジネススタイル革新を牽引

これにより、記事データの作成、写真撮影、入稿から、取材のスケジューリングまでの一連の作業が、スマートフォン1台で完了することができます。急な記事作成でノートパソコンを持ち合わせていない時などでも、迅速に対応できるため、より多くのニュースをスピーディーに世の中にお届けすることができるとともに、記者の負担の軽減にもつながります。

静岡新聞社様では今後、音声での記事入力、GPSによるニュース発生位置情報の送信など、記者の利便性をさらに向上し、メディア業界の取材スタイルの革新を牽引するためのシステム強化を視野に入れています。さらなる機能拡張や、新規業務アプリケーションの追加、スマートデバイスの進化に対応したプラットフォームの進化にも対応していきます。

「MobileSUITE®」はクラウド型の基盤のため、現場の要望や市場動向にあわせ、システム拡張や改修に柔軟に対応できます。富士通では今後も、メディア業界のビジネススタイル革新を強力にバックアップしていきます。

デジタル革新は様々な所で始まっています

静岡新聞社様のように、スマートフォンなどのデジタル・テクノロジーを活用して、新たな価値を創り出し、ビジネスを変革していく「デジタル革新」の取り組みが、様々な現場で始まっています。

富士通は、お客様のデジタル革新を実現するため、クラウドをベースに最先端技術を実装したデジタルビジネス・プラットフォーム 「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc(メタアーク)」を提供しています。

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