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お引っ越し中の弘前城をスマホで再現! 満開の桜と天守をいつでも楽しめるAR技術

咲き誇る桜をバックに浮かび上がる天守は、ただいま工事中

日本一の桜の名所と謳われる弘前公園には、東日本で唯一、江戸時代から現存する弘前城天守があります。弘前城天守は、国の重要文化財に指定され、花見シーズンになると「咲き誇る桜をバックに浮かび上がる、ライトアップされた天守」や「天守と桜が水面に移る光景」が見られ、2015年には約220万人もの観光客が訪れ賑わいをみせました。

しかし最近では、天守を支える石垣が老朽化し、外側に膨らむ「はらみ」がみられるようになり、弘前城は内濠の埋立て、曳屋(ひきや)といった100年ぶりの大規模改修工事を行うことになりました。曳屋とは、建築物を解体せずに、そのままの形を残したまま移動する昔ながらの技法です。石垣の改修工事のため、2015年10月に天守を70mほど、本丸の内側に移動しました。

この重要文化財がそのまま動くさまは、「弘前城が動く!」などと報じられ、全国的な話題となりました。しかし、話題となった一方で、曳屋が完了すると、記念撮影のベストスポットとされる「下乗橋から天守を眺める壮観な光景」が見られなくなりました。

スマホを覗けば浮かび上がる壮大な天守の姿

弘前城の石垣大規模改修工事は、約10年もの月日を要します。その間、下乗橋からのおなじみの光景が見られなくなるという、観光客満足度低下の危機をどのように回避するか。弘前市様と富士通でその対策を話し合いました。

その結果、AR技術(注1)で、弘前城の石垣上に天守を再現し、記念撮影ができるようにすることで、観光客の満足度を維持・向上させるアイデアが浮上しました。これは、かつて天守が見えた場所にスマートフォンを向けると、画面の上に天守の姿が現れるようにする技術です。観光客は、スマートフォンを天守があった所に向けて記念撮影をすれば、見事な天守をバックにした写真が撮れるという仕組みです。

実際の光景

ARで再現した天守

加えて、弘前公園のもう一つの観光資源である桜をAR技術で満開にしようという構想も生まれました。桜のシーズンは短いのですが、AR技術を使うことにより、オフシーズンであっても季節を問わず、満開の桜の姿を見られるようにする技術です。また、弘前市の推奨周遊ルートを登録し、スマートフォンの位置情報サービスと連携し、ルートガイド、観光スポットの説明、撮影した写真を探索ルートと重ねてアルバム化、SNSとの連携機能なども備えます。観光情報を多言語で伝えられるため、観光名所を楽しく巡っていただくことができます。

この技術は、クラウドサービス「POSIGEO」(ポシジオ)と、スマートフォンアプリでシステムを構成しています。サーバーシステムは富士通のデータセンターで安全・確実に運用します。コンテンツ追加等は、インターネットがつながるPCから登録可能です。堅牢な富士通データセンターで運用しており、24時間365日システムを監視します。

(注1)Augmented Reality(拡張現実)の略。人間の感覚(五感)で得られる情報(現実)に、ICTを利活用して得られるデジタル情報を重ね合わせて、人間の感覚を拡張・強化する技術。

システム概要

AR技術を楽しめるスマホアプリとして配信開始

本事業で開発したスマートデバイス用アプリケーションは、「街めぐ 弘前編」として2016年4月15日より配信します。弘前市様の多彩な観光スポットの多国語での案内、魅力あふれる周遊ルートガイド機能なども搭載し、弘前市観光の魅力を、国内外の観光客に伝えます。

撮影した写真を探索ルートと重ねてアルバムにする機能や観光体験の軌跡をSNSと連携して発信する機能をはじめ、利用者の状況分析機能も備えるので、観光客のリピート率を高める取り組みにも結び付けられます。

街めぐ弘前編のトップメニュー

英語版観光スポット案内画面

今後は、さらにAR技術の機能を高め、現実の天候や季節に合わせて、自動的に天守の姿を変えていく機能なども強化していきます。そして、夏の「弘前ねぷたまつり」、秋の「弘前城菊と紅葉まつり」、冬の「弘前城雪燈籠まつり」など、1年を通じて弘前市の魅力を観光客に伝えられるよう、AR技術のリアリティ向上に取り組み、ARのトップランナーを目指します。

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