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【第4回】進化を続ける人工知能~人の意思決定をサポートするAI~

AI特集:知識技術

富士通の先端的な人工知能(AI)技術を体系化した「Human Centric AI Zinrai(ジンライ)」。今回は、多種多様なデータを解析することで、人の意思決定を支援していく「知識技術」についてご紹介します。

人が理解できる情報だけではなく「コンピュータが理解できる情報」を創り出す

身の回りの様々なモノがインターネットにつながるIoT時代の到来で、人々が暮らしの中で得られる情報量は飛躍的に増大しています。また、現在では、様々な情報を誰にでも利用できる形式でインターネットに公開し、すべてをリンクさせていく「Linked Open Data(LOD)」も急速に進展。人々が活用できる情報量も増え続けています。

そのような中で、今、求められているのが、膨大な情報の中から「価値ある情報」を瞬時に抽出し、活用できるようにする技術です。情報を分類していくと、単なる数字の集合体でそれだけでは意味を持たない「データ(Data)」、データが整理された「インフォメーション(Information)」、価値ある情報が蓄積された「ナレッジ(Knowledge)」、そして人が知識を元に判断する「ウィズダム(Wisdom)」に分けることができます。これら情報の4分類は「DIKWモデル」と呼ばれています。

人が「ウィズダム(Wisdom)」を用いて意思決定をする際には、「価値ある情報」として「ナレッジ(Knowledge)」が欠かせません。

富士通は、多種多様なデータの中から最適な「ナレッジ(Knowledge)」を抽出するためのAI技術の開発に取り組んできました。それが「知識技術」です。これは、人が判断するために必要となる情報を多種多様なデータから創り出す技術です。人が生み出した情報から、LODなどのコンピュータが理解しやすい知識を創り出し、解析することで、人の最適な意思決定をAIがサポートしていきます。

この「知識技術」をどのようなシーンで活用できるのか、事例と共に見ていきましょう。

人間のように「臨機応変な判断」で企業活動の全体像を把握

知識技術は、例えば企業活動の全体像の把握にも役立てることができます。
財務帳票などのオープンデータを利用して企業の活動情報を収集することができますが、データによっては、同じ会社であっても異なる表記で記載されているケースがあります。例えば「Fujitsu」「富士通」「富士通(株)」といったパターンです。通常のコンピュータによる処理では、これらを「異なる会社」として判断するケースがほとんどです。
知識技術を活用すれば、ユーザが保持する固有情報だけでなく、財務帳票、SNS、Wikipediaなどのオープンデータまでも取り込んで、データベースとして多角的に解析。住所や代表者・社長の氏名など外部情報を引用することで、これらの会社が同じ会社であるかどうかについて、AIが「人間のように融通が利く判断」をしてくれます。
これにより、異なる表記であっても同じ会社であれば同一と判断する「名寄せ」を実現でき、企業活動の全体像を容易に把握することができるようになります。
さらに、会社の幹部社員のリストや、これら幹部社員の過去の経歴などのデータから、人の会社間移動や、会社間の人間関係を明らかにすることも可能となります。このようにして、会社活動を多面的・統合的に把握し、ビジネスにおける人の意思決定を支援します。

スペインの病院と共同で診療の意思決定を支援する取り組みを実施

医療分野においても知識技術の活用が始まっています。スペインのマドリードにあるサンカルロス病院様との共同研究では、青年期の精神心理状態や躁鬱の患者についての情報、知見を蓄積、解析することで、うつ病発症の原因となる事象の解明を目指しています。
富士通は、同病院からカルテデータを取得し、オープンデータと重ね合わせることで、例えば天気、風、月の満ち欠け、サッカーの試合結果などと、うつ病の患者数との相関関係を、プライバシーを考慮してデータに対する匿名性も高めたかたちで解析しています。

この研究では、月の満ち欠けが患者の通院行動に影響する可能性を示唆しました。どのような場合にうつ病の患者が増えるかといったことがわかるようになると、うつ病の新しい治療法の確立できるだけでなく、病院における病室や医師の確保と最適な配置といった病院のマネジメントの効率化にも寄与することができます。さらには、情報を国全体で活用することで、医療費の削減にも貢献します。

今後は、知識技術によって得られた知見を活用することで、医師の診療における意思決定をさらに強力に支援していきます。

AIのサポートがあれば、より良い意思決定が可能に

このように「知識技術」では、人の意思決定を支援するシーンで活用が期待できます。今後は、「お客様がより使いやすいかたち」で情報を提供していくことで、世の中の様々なサービスで広くご利用いただけるようになると考えています。

富士通は、コンピュータが人のように臨機応変に」判断できる技術をさらに進化させていくことで、AIがもっと身近になり、人との共生も実現できる、そんな未来を目指していきます。

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