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都市化が進むインドネシアの社会課題はICTで解決

~Fujitsu Asia Conference Jakartaイベントレポート~

インドネシアにおける安心安全なネットワーク社会づくり

富士通インドネシア 社長 アフマッド・スヌアジ・ソフワン

冒頭で登壇した富士通インドネシア社長のアフマッド・スヌアジ・ソフワンは、開会の挨拶として、「富士通のソリューションは人々に恩恵を与えるものでなければならない。実際、1995年の創立以来、数々のビジネスソリューションを提供しています」 と述べた上で、我々が提供するソリューションは、人が中心の 「Human Centric Innovation」 であることを強調しました。

富士通株式会社 執行役員・Asiaリージョン長 斎藤淳一

続いて、当社執行役員・Asiaリージョン長の斎藤淳一は、インドネシアにおける富士通の取り組みを紹介。「インドネシアにおける当社のビジネスは、電話交換機の提供から始まり、インドネシアの社会課題を解決するためのソリューションの提供へと進化しています」 と述べ、「当社はインドネシアにおける安心安全なネットワークでつながれた高度な社会を作ることにコミットメントしています」 と伝えました。

スマートシティのためのソーシャル・イノベーション

バンドン工科大学教授 スホノ・ハルソ・スパンカット氏

ゲストスピーチには、インドネシア政府のアドバイザーも務めるバンドン工科大学教授のスホノ・ハルソ・スパンカット氏が登壇。「スマートシティのためのソーシャル・イノベーション」 と題した講演を行いました。
スパンカット氏はまず、人口が一部に集中していく都市化がインドネシアでも進行していることに触れ、2010年には農村人口の方が都市人口よりやや多かったものの、2015年現在では都市人口が農村人口を上回っていることを説明しました。都市化はますます進む見込みで、渋滞、洪水、土地や電力の不足といった、問題が深刻化すると警鐘を鳴らしました。

そこで重要になるのが、ICTを活用して状況を認識、理解し、解決に向けた行動に結びつける 「スマート・ソリューション」であると説明し、「人が安心安全に暮らすスマートシティづくりは、市民中心の、つまり富士通のビジョンである “Human Centric Innovation” の考えに基づくものです」 と強調しました。

またスマートシティの実現には、人と人との「Co-creation(共創)」が大切だと説明し、インドネシアの伝統的価値観である「ゴトン・ロヨン(相互扶助)」がまさにそのCo-creationであり、インドネシアの人々には馴染み深い考え方であると伝えました。

デジタル変革で求められる 「ビジネスモデルの構想力」

富士通株式会社 執行役員副会長 肥塚雅博

続いて、当社執行役員副会長の肥塚雅博による基調講演では、本カンファレンスのメインテーマでもある「Human Centric Innovation in Action」を実現するための新たな価値の創出とイノベーションについて、インドネシアの直面する重要課題とともに紹介しました。
肥塚は、まずICTの急激な進化について、今は様々なモノがインターネットに接続されるIoT (Internet of Things) の時代に入りつつあるとし、「そこから生み出される膨大な量のデータとIoTの組み合わせが生活、産業、社会、グローバル経済を変えつつあります」と説明しました。
さらに、製造業と小売業の境界の消失、製品とサービスの境界の消失、サービス間の境界の消失といったビジネスモデルの変革「デジタル・トランスフォーメーション」が起こっていると続けました。情報の獲得と活用によりビジネス・プラットフォームを獲得しようとする競争が産業の枠を超えて起こっているとし、競争に勝ち抜くカギとして「ビジネモデルの構想力が重要となる」と指摘しました。

社会課題の解決策としては、インドネシアにとって重要課題の一つである、地震、津波などの自然災害への対策を例に挙げ、当社の津波予測シミュレーションによって、地震発生後から最短10分以内に解析を終了し、被害地域を予測して、対策を講じることができることを動画シミュレーションとともに紹介しました。

講演の最後には、ヒューマンセントリック・イノベーションをお客様とともに作り出すこと (Co-creation) が我々の役割であるとし、「インドネシアでCo-creation、”Shaping tomorrow with you”を実現したい」と結びました。

ヘルスケア、金融、防災など各分野でイノベーションを

公共・地域営業グループ (ビジネスイノベーション担当) ビジネスイノベーションセンター副センター長 佐藤秀暢

カンファレンスの後半は、ヘルスケア、金融、防災の3分野における当社のソリューションを紹介しました。
ヘルスケア部門では、当社ビジネスイノベーションセンター副センター長の佐藤秀暢が、日本とインドネシアでの地域医療連携ネットワーク実現に向けた取り組みとして、地域の医療機関同士をつなぐネットワークを構築する 「HumanBridge」を紹介。このネットワークにより、地域住民の診療情報と限られた医療資源のシームレスな連携を実現し、当社は既に日本全国417ケ所で提供していると述べました。一方インドネシアでは2015年に、国立チプト・マングンクスモ病院とジャカルタ州立タラカン病院との、地域医療連携ネットワーク実現に向けた実証プロジェトを開始しました。佐藤は、当社がこれをモデルケースとし、全国に広げていく考えであると述べ、インドネシアの課題の1つである医療サービスの地域間格差を解消するものにも役立つと説明しました。

富士通株式会社 金融ソリューション・サービス事業部長 永野義博

続いて、当社金融ソリューション・サービス事業部長の永野義博は、金融規制のトレンドと新しいアプローチについて解説しました。永野は、金融機関はこれまで業務効率化やコスト削減のためにICTを積極活用していたが、最近は、付加価値の高い、全く新しいサービスを提供するためにICTを活用する動きが目立ち、いわゆる 「Fintech」で、各国の金融規制機関が規制改革に乗り出していることを述べ、こうした中での新しいアプローチとして「より意味のあるデータ収集が必要であり、データに着目すれば、変化に強く対応できます」とし、金融規制はこれからも大きく変化していくこと、そして当社がワールドワイドなソリューションを提供していくことを伝えました。

インテグレーションサービス部門アジアビジネス本部副本部長 兼 ビジネス推進統括部長 増田幸司

カンファレンスの最後は、当社アジアビジネス本部副本部長の増田幸司が富士通の防災分野の取り組みについて、事例を交えて紹介しました。
増田は、防災で重要なのは災害の識別から意思決定、情報配信が、早期・迅速・広範囲に行われる仕組みづくりだとし、災害の認知から、対応の決定、アラート発信するまでの一連の対応を、ジャカルタ州防災局に導入され、洪水対策に大きな効果を上げているという災害情報管理システム「Disaster Information Management System (DIMS)」の採用例を用いて紹介しました。さらに重要なのは一人ひとりの意識であると強調し、「ICTの力を駆使して社会に貢献し、ヒューマン・セントリック・イノベーションを実現していきたい」と締めくくりました。

Co-creationでヒューマンセントリック・イノベーションを実現

人口が一部に集中していく“都市化”の進行するインドネシア。経済のさらなる発展と災害などの社会課題の解決のためには、国境を越え、「人」を中心としたヒューマンセントリック・イノベーションの実現がこれまで以上に求められています。

注)記事内の人物の肩書きは2016年1月イベント時のものです。

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