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「エコプロダクツ2015」富士通ブースレポート

2015 年12月10日~12日、東京・有明の東京ビッグサイトで、日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2015」が開催されました。富士通グループは、シマフクロウの保全活動や自然災害など、環境や社会問題の解決に向けた様々な取り組みを力強く支えるICTや最新技術をご紹介しました。会場の様子をレポートします。

今年の富士通のテーマは「環境×人×ICT」

プロジェクションマッピングを活用したステージでは、展示と連動し当社ソリューションをご紹介

「エコプロダクツ2015」のテーマは「わたしが選ぶ クールな未来」。環境問題や、持続可能な社会づくりに向け、約700社の企業・団体が最新の環境技術・性能をもつ製品やソリューションを出展し、3日間でのべ16万9,000人の来場がありました。

富士通グループの今年のテーマは「環境×人×ICT」。「人を中心に置いて考え、人を幸せにしていく会社であり続けたい」という思いと、ICTが地球環境問題や、社会問題への取り組みにいかに貢献できるかを「自然災害対策」「新しいまちづくり」「自然・生き物の保全」「CO2削減」の4つのコーナーに分けて紹介しました。また、プロジェクションマッピングを活用したステージで、新しいまちづくりや、自然災害に立ち向かう人々を支援する富士通のソリューションを訴求しました。

ICT×人 《自然災害対策》ゾーン

ICT×人 《自然災害対策》ゾーンゾーンでは、自然災害の広がりを防ぐため、社会インフラのリスクをいち早く察知し、人の判断を支援する5つのシステムや技術をご紹介しました。

災害のシーン毎に各ソリューションをパネルや動画で紹介

「SNS災害情報分析技術」 ツイート情報を分析、浸水・冠水の発生を検知して、画面に表示 
「下水道氾濫の兆候を検知する技術」マンホールの蓋に設置されたセンサーで洪水の予兆をいち早く検知

①「気象情報転送処理システム(アデス)」と「地域気象観測システム(アメダス)」
ゲリラ豪雨の情報を精度よく伝えることを可能にしたシステムです。

②「災害復旧スケジューリング技術」
スーパーコンピュータを使って、災害後の最適な復旧作業の計画を作成します。

③「洪水予測シミュレーション技術」
降雨の際に河川流量の変化を予測する技術。雨水が土壌に浸透、河道に流出する現象をモデル化した「分布型流出モデル」を利用し、河川への降水量から増水量をいち早く見積もります。

④「SNS災害情報分析技術」
ツイート情報を分析して、災害の発生を検知。確率モデルと機械学習を用いた伝聞排除技術により伝聞情報を除去して発災を推測。地図上にグラフィカルに表示します。

⑤「下水道氾濫の兆候を検知する技術」
マンホールに設置したセンサーで、ゲリラ豪雨等による下水道の氾濫の兆候をいち早く検知します。

ICT×人 《新しいまちづくり》ゾーン

タブレットで、利用可能な水素ステーションの場所をリアルタイムで確認可能

ICT×人 《新しいまちづくり》ゾーンのコーナーでは、「位置情報サービスSPATIOWL(スペーシオウル)」を活用し、新しいまちづくりの実現に貢献する「水素ステーション管理サービス」をご紹介しました。

SPATIOWLとは、さまざまなセンサーから収集した、人、車両、施設等の位置に絡む情報を蓄積、分析し、新しい価値に結びつけるサービスです。移動式の水素ステーションは今後普及が見込まれており、このSPATIOWLを活用した「水素ステーション管理サービス」は、リアルタイムで利用可能な移動式の水素ステーションの場所と稼働情報を提供します。

他にも、福島県伊達市で導入し、市の施設全体で10%以上のエネルギー使用量削減に成功した「FUJITSU Intelligent Society Solution Enetune-BEMS」のご紹介がありました。

ICT×人 《CO2削減》ゾーン

ICT×人 《CO2削減》ゾーンでは、CO2削減に貢献する、私たちの身の回りの富士通の様々な技術をご紹介しました。

GaN-HEMT ACアダプター

例えば、2015年12月9日に富士通研究所が発表した、スマートフォンなどの急速充電を可能にする世界最小・最高効率の12ワット出力ACアダプター。同じ出力の従来品と比較し、半分以下の大きさで、充電時間を現在の1/3に短縮。消費電力も約5割削減することが可能です。この新しいアダプター開発を可能にしたのは、窒化ガリウム高電子移動度トランジスタ(以下、GaN-HEMT)(注1)です。今回、周辺回路にGaN-HEMTを適用することにより、これまで課題だった電気エネルギーの変換効率が向上。現在60~70%の電力効率を87%にまで高めることに成功しています。現在、全世界に出荷されるモバイル端末は約21億台(注2)。一般のACアダプタを使用した場合、充電時に排出されるCO2は年間約4,900万トン。これを全てGaN-HEMT ACアダプタに置き換えたとすると、約740万トンのCO2が削減可能です(注3)。

このGaN-HEMT ACアダプターが広く適用されることにより、CO2削減に寄与することが期待できます。

写真左上の丸いお皿に乗っている銀色の部品が「GaN-HEMT ACアダプタ」。 右側の携帯はこのアダプタを使い充電(コードと電源タップの間の部品)

(注1)高電子移動度トランジスタ(HEMT): High Electron Mobility Transistor。バンドギャップの異なる半導体の接合部にある電子が、通常の半導体内に比べて高速で移動することを利用した電界効果型トランジスタ。
(注2)スマートフォン、タブレット等モバイル端末の2015年全世界出荷見込み(ガートナー調べ)。
(注3)CO2排出係数0.53で計算。

環境配慮型スコアボード「エコボード」

こちらの野球場のスコアボード。実は太陽光の発電だけで運用しています。この環境配慮型球場向けスコアボード「エコボード」は、表示更新時のみ、太陽光パネルで発電した電力を使用します。電源要らずで鮮やかに発色し、情報を表示出来るので、スコア表示だけでなく、防災情報表示にも活用できそうです。

環境配慮型スコアボード「エコボード」。電気を使わずに表示が変わる

子供たちもエコボードに興味津々

富士通の一級建築士が取り組んだデータセンター建設

一級建築士(富士通社員)の河村麻美さん。現場にも足を運びデータセンターの建設を進める

ここでは、データセンター建設の消費電力削減に挑む当社従業員であり一級建築士の取り組みをご紹介しました。データセンター建設で重要なポイントの1つが「消費電力を抑えた設計」。センター内での消費電力の約40%はサーバーの等コンピュータを冷やすための空調設備から発生します。そのため、サーバーやコンピュータを一か所にまとめて配置するなど、ICTのCO2排出量削減に向け、ICTと建築の両面から環境貢献施策を考慮したデータセンターの建設にあたっています。

クローズドリサイクルシステム

使用済パソコンの筐体(右奥)をリサイクル。リサイクル材を利用してできた成形品(手前左)

「製品から製品へ」。リサイクルで資源環境を推進する「クローズドループマテリアルリサイクルシステム」の展示がありました。当社のリサイクルセンターに回収された使用済みパソコンのプラスチックの外装部分をリサイクル。再生プラスチックとして再びモバイル機器の筐体として利用します。再生プラスチックを利用しない場合と比較し、製品材料のCO2排出量を14%低減しました(当社比)。

製品含有化学物質を一元管理できる 「FUJITSU Manufacturing Industry Solution PLEMIA EcoLink」

その他にも、グリーン調達の調査報告業務の効率化を可能にする「FUJITSU Manufacturing Industry Solution PLEMIA EcoLink」、タブレットを活用したスマートな施設管理・点検業務を可能にする「施設管理サービス」と「AZCLOUD SaaS teraSpection」等、CO2削減に貢献する様々な環境関連の取り組みや製品の展示がありました。

ICT×人 《自然・生き物の保全》ゾーン

野鳥音声認識ソフトでシマフクロウの声を認識

ICT×人 《自然・生き物の保全》ゾーンでは、日本野鳥の会による絶滅危惧種の野鳥の保護活動や、森林資源の計測・植生調査の効率化を支えている富士通のICTを訴求しました。

当コーナーでは、シマフクロウの生態調査の自動化、効率化を実現した野鳥音声認識技術を紹介。ICレコーダーに録音された鳴き声を自動認識し、その場所にいる生物を特定することで、自然環境調査を支援します。従来、3時間の録音データの処理作業に約1時間を要していましたが、野鳥音声認識ソフトウェアの利用により解析時間を2~3分に短縮することができました。

ドローンで森林を撮影

また、ドローンで上空から森林の撮影を行い、その画像を解析することで、森林保全計画の策定を支援する「森林視点計測サービス もりっしーLite(仮称。参考出品)」の展示がありました。

まとめ

2015年12月12日、フランスで開かれた地球温暖化対策の国連の会議「COP21」で、京都議定書以来18年ぶりとなる温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」が採択されました。全世界で環境に対する意識が高まる中、今回の「エコプロダクツ2015」も、子供から大人まで、環境に対し非常に高い関心を持った来場者で盛況でした。

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