【ちょいレポ!】両手がふさがっていても文字入力ができる!?「指輪型ウェアラブルデバイス」を使ってみた

こんにちは、FUJITSU JOURNAL編集部です!
一日の消費カロリーや睡眠状態を記録できる腕時計型や新しいゲームの世界を体験出来るメガネ型など、最近は色々なタイプのウェアラブル端末が各社から登場していますね。
その中から今回ご紹介するのは、指を動かすだけで数字や文字が入力できる「指輪型ウェアラブルデバイス」。富士通研究所が発表したこの画期的な指輪を、FUJITSU JOURNAL編集部が実際に体験してきました!

指を動かすだけで文字入力やメニューの選択が楽々

さっそく指輪をはめてみましたが、想像以上にとても軽い!見た目が少しごついので、「ちょっと重そう・・・」と予想していたのですが実はこの指輪、重さ10gにも満たないのです。

指輪側面の黒いボタンを押しながら指を動かして、空中に数字を描いてみると・・・

1・・・

2・・・

3・・・

指を動かした通りに、正確かつなめらかに、どんどんタブレットに数字が表示されていきます。小さく描いてみても、速く描いてみても、ポケットの中で描いてみても(!)思い通りに数字がきちんと認識されました。これなら練習することなく、誰でもすぐに使いこなすことができそうです。

側面の黒いボタンも「カチッ」と押しやすいので、余計な力を入れることなく楽々操作することができました。

続いては、タブレットに表示されたメニューの選択にチャレンジ。
メニュー番号を空中に指先で描くだけで、タブレットにタッチすることなくあっという間に選択したアプリケーションを起動することができました。

タブレットに表示されたメニュー番号を指で描くだけで簡単にアプリケーションが起動できました。

わずか10gの指輪の中に、テクノロジーが凝縮

今回「指輪型ウェアラブルデバイス」を体験してみて特に驚いたのは、認識率の高さです。

実はこの指輪の中には、加速度やジャイロ・磁気を感知するモーションセンサー、省電力無線、センサ処理マイコン、バッテリ、NFC(Near Field Communication)タグリーダ、状態表示LEDなどのたくさんの技術が埋め込まれています。

特に、この高い認識率を支えているモーションセンサーは、センサーで取得した情報から、指先の運動成分を抽出し、指先の動きを文字の軌跡に変えて、手書き文字の認識を可能にしています。
ちなみに、数字の入力では、約95%という高い認識率を達成しています。

さらに、「一筆書き」による文字入力を採用していることも特長です。
今回開発したのは、一筆書きの軌跡から文字として不要な連結部分を補正する技術。これまでは難しかった文字を構成する線と書き出しまでの移動とを区別することができるので、書きやすくなり高い精度で文字を認識できるのです。

まとめ

実際に体験してみて、オンオフ問わず様々なシーンでの活用が想像できた「指輪型ウェアラブルデバイス」。まずは設備メンテナンスやインフラ点検、車両メンテナンスの現場などでの普及を目指していきます。
文字の入力はもちろん、タブレットやディスプレイに表示されたメニューの選択なども指を動かすだけで簡単に出来るので、両手が塞がってしまうような現場作業でも、作業を止めることなく効率的に点検結果の入力などができそうです。

その他にも、NFCタグを読み取ったり、LEDの発光を制御しアラームを伝えたりと実は高機能な指輪型ウェアラブルデバイス。2015年度中の実用化を目指し、現在は実際の現場で操作性などの検証を行っています。
まだ漢字の認識は苦手みたいですが、今後さらなる進化で私たちの暮らしや仕事を大きく変えてくれそうですね!