近未来のドライブはどう変わる!?最新テクノロジーで、より安全により快適に・・・

移動手段の役割を超え「コネクテッドカー」へと進化する

クルマが今、急速に進化しています。例えば、高速道路での自動走行や駐車場での自動駐車機能などシステム開発が進み、今後数年内には、車線変更や追い越し、合流、料金所通過などの機能を備えた自動運転車の実用化が期待されています。

このクルマの進化を支えているのが、数々の最新テクノロジーです。クルマは単なる移動手段という役割を超えて、生活の中のひとつの移動する情報端末「コネクテッドカー」として進化。常にインターネットとつながり、人がより安全で快適に過ごすための身近な存在になってきています。

富士通グループは、誰もが安心で快適に過ごせるクルマ社会に向けて、最新のテクノロジーの開発と実用化を目指しています。

ルームミラーを見つめるだけでドライバーを認証!

近未来のドライブ――まず、出発しようと運転席に座ったとき。ルームミラーを見つめるだけで、クルマは瞬時に許可されたドライバーかどうかをその人の目から判別し、なりすましや盗難を防ぎます。正規のドライバーと判別するとエンジンがかかり、年齢や体格に応じて、見やすく操作しやすいスピードメーターやナビゲーションモニターに切り替えて表示し、ドライバーの快適な運転をサポートします。

このドライバー認証を実現するのが「虹彩認証」の技術。人間の眼球の黒目部分にある「虹彩(こうさい)」の細かい皺(しわ)のパターンを「その人固有の識別情報」として、高いレベルの個人認証を実現します。

目的地までのルート検索でも最新のテクノロジーが活躍します。現在のカーナビゲーションの機能以上に、過去の走行データやドライバーの運転特性と、交通情報や天候といった多様なリアルデータを掛け合わせ瞬時に解析。この先起こりうる事態を予測し、ドライバーひとりひとりに適切な目的地までのルートを提案してくれます。

ドライブ中の車間距離やふらつきを検出し、ドライバーの安全運転をサポート

ドライブ中は、自分が「安全運転」を心掛けていても様々なことが起こります。走行中に前方車両との距離が近づきすぎると、自動でブレーキがかかったり、スピードや車間距離を適確にコントロールする「衝突予防システム」が働きます。

このシステムを支えているのが、クルマの前後などに取り付けられた「ミリ波レーダー」。電波を発射して先行車との距離や速度、方向などを正確に計測し、危険を感知して衝突予防システムに伝えます。

また、運転中にふらついて車線をまたいでしまいそうな時にも、「車線逸脱検知」機能が安全運転をサポートしてくれます。この機能は、車載カメラの映像から白線とクルマの位置を検知。広角カメラでは難しいとされているカーブの曲がり具合も正確にとらえ、クルマのふらつき(車線逸脱)を検出し、万が一、クルマが車線をオーバーしてしまった場合には、瞬時にアラートが作動しドライバーに注意を促します。

そして、全ての走行データは、クルマに搭載された無数のセンサーを通じて、位置情報などと一緒にリアルタイムに収集されクラウド上へ送信。膨大な情報を集約、分析することで、事故の多発地域や時間帯、渋滞予測情報などをドライバーにリアルタイムに通知することもできます。

長時間の運転で疲れたときにも、ドライバーの眠気を察知し心強い味方に

長時間の運転は疲れが溜まり、ついウトウトと眠くなってしまうことも・・。そんなときにも、クリップ型のセンサーを耳につければ脈拍の状態から眠気を察知。眠い時に現れる脈拍のリズムの変化を検知するとことで、ドライバーに震動や音声で警告を発し眠気を覚ましてくれます。

ドライブに出掛けたけど駐車は苦手・・・、そんな方もご安心を。クルマを真上から見た映像や車体を透過したような映像を表示させる「マルチアングルビジョン」技術により、クルマが動く先にある障害物を検知してくれます。ドライバーが一瞬目を離してしまったときでも、後方の人や車などの障害物を検知しているので、駐車する時の接触事故を防ぎます。

この技術は、車輛前後と左右ドアミラーの4カ所に装着したカメラで撮影した映像を合成し、人間が直感的に分かりやすく見れるように、車両周囲360度の立体映像と3次元CGによって描写しています。

このように、近未来のクルマは、より安全で快適に人に寄り添う乗り物になっていることでしょう。

ここで紹介した最新のテクノロジーのいくつかは、2015年10月30日から11月8日まで東京ビッグサイトで開催された「東京モーターショー2015」の富士通ブースで展示しました。