近未来を体験! 『CEATEC JAPAN 2015』 富士通ブースレポート

2015年10月7日(水曜日)から10日(土曜日)の4日間、千葉・幕張メッセにて開催された「CEATEC JAPAN 2015」。FUJITSU JOURNAL編集部が取材に行きましたので、ライフ&ソサエティステージに出展した富士通ブースの様子をお伝えします!

人々がワクワクする未来を提案する「CEATEC JAPAN 2015」とは?

CEATEC JAPANは、国内外のさまざまな企業や団体が、人々の暮らしと社会、経済、文化の発展を目指した先進技術の成果を発信するアジア最大の最先端IT・エレクトロニクス総合展です。開催16回目を迎えた今年は「NEXT-夢を力に、未来への挑戦」をテーマに、人々がワクワクする未来をテクノロジーで提案し、新たなビジネスチャンスを創出する場を提供しています。

富士通ブースのテーマは「Human Centric Innovation in Action」

富士通グループのブースのテーマは、「Human Centric Innovation in Action」。
人を中心に人の豊かさや快適さを向上させるとともに、業界の垣根を越えた共創を可能にする先進技術やソリューションを展示しています。
ご来場いただいたお客様に富士通の先進技術をより身近に感じていただけるように、指輪型ウェアラブルデバイス、次世代シューズ、空間UI技術、LiveTalkなどの体験コーナーも設置されていました。

オリエンテーションコーナー

ブース正面のオリエンテーションコーナーでは、コンシェルジュがムービーを使って先進技術の簡単なご紹介や、体験コーナーでスムーズにご体験いただけるように操作方法をご説明。一人一台スマートフォンを持ち、ツアーコンダクターの先導で富士通ブース内の技術を実際に体験する「体験ツアー」はとても人気があり、各回とも整理券は早々に配布が完了しました。

オリエンテーションコーナー

体験ツアーはあっという間に満席に!

『富士通の先進技術が生み出す世界』のコーナー

ここは、富士通の先進技術を使って、老若男女を問わずさまざまな人が集う新たなコミュニティー空間の体験や、自分の健康状態にあったメニューをOne to Oneで提供するレストランなどを体験するコーナーです。

空間をまるごとデジタル化する空間UI技術を使ったコミュニケーションスペース

空間をまるごとデジタル化。それはまるで映画の世界のよう

もしも、机や壁をデジタル化して写真や文字を自由に表示することができたら―。
そんな「もしも」を実現可能にしたのが、空間をまるごとデジタル化する空間UI技術です。

こちらのコミュニケーションスペースでは、「旅先で出会った人たちが撮った写真や地域の情報を共有して交流を深める場」という設定で、スマートフォンに入っている写真や情報を壁や机に表示して、ワイワイ楽しみながら情報交換をする新しいコミュニケーションスタイルを体験できます。

FUJITSU JOURNAL編集部も早速、体験してみました!

タッチペンでさらさらと机に書いた文字は、そのままデジタル化され、ドラッグして壁に移動したり、デジタル化している壁側から受け取ったり、まるで映画のワンシーンを体験しているようです!
デジタル化したテキストデータは、アプリケーションと連動してその場で検索することもできます。
スマート端末のデータを空間全体で共有することや、付箋に文字を書く感覚で手書きメモやイラストをデジタル化して保存できるので、複数人が集まるワークショップや会議での情報共有に活用すると新しいアイディアがどんどん生まれそうだなと感じました!

次世代センサーシューズ interactive shoes hub

かかと部分に内蔵されたセンサーモジュールは、今後の開発によりさらなる小型化をめざす

赤い色が目を引く次世代センサーシューズ「interactive shoes hub」は、靴に内蔵したセンサーモジュールから、足の動き、圧力、曲がり、速度、ジャイロ、気圧、温度、湿度などの多くの情報を収集し、無線でスマートフォンに送り活用します。

次世代センサーシューズは会場での注目度も高く、シューズを手に取ってセンサーの動きを確認するお客様や、モーションセンサーのしくみを熱心に聞かれているお客様が大勢いらっしゃいました。

空中に書いた文字を認識する指輪型ウェアラブルデバイス

空中で文字を手書き入力! 指輪型ウェアラブルデバイス。10gにも満たない軽量化を実現。

次世代センサーシューズと並んで人気を博していたのが、「指輪型ウェアラブルデバイス」です。
指先に装着して空中で文字を描くように動かすだけで、文字や数字の入力や表示された情報を選択できるとあって、大勢のお客様が並んで体験されていました。
10gにも満たない軽量化で、実際に装着してみると重さはほとんど感じることなくスムーズに動かせます。なめらかな一筆書きの指の動きを認識し、初めてでも簡単に入力することができました!

LED照明技術を使ってお客様の食生活をサポートするRistorante C's

「食材から自分の健康状態にあったメニューを選びたい」。
そんな健康志向のお客様をお迎えするのが、Ristorante C'sです。ここは食育や健康改善など健康に関する課題をお持ちのお客様を、食生活の面からサポートすることをテーマにしたレストランという設定です。

Ristorante C'sにはメニューがありません。食材を選びスマートフォンをかざすと、あらかじめ登録された健康情報からその人にあったメニューが表示されます。
たとえば、トマトを選んだ場合、コレステロールが気になる方とダイエット中の方では違うメニューが表示されるという仕組みです。
これは、LED照明の光に情報を埋め込み、その光に照らされたモノから情報を読み取るLED照明技術を活用しています。スマートフォンをかざし、LED照明技術を体験しながら、楽しそうに食材を選ぶお客様の姿が印象的でした。

LED照明技術を使い、健康状態に適したおすすめメニューを表示するRistorante C's

『富士通の先進技術が生み出す世界』のコーナーでは、展示されているユビキタスウェアや次世代シューズから、今後さまざまな健康情報が収集されることを想定しています。LED照明技術と連携し、アレルギーや健康状態に配慮して機能野菜を使ったメニューをご提供するなど、健康と食を中心にしたOne to Oneの食生活サポートを提供していました。

『豊かな暮らしを支えるテクノロジー』のコーナー

このコーナーでは、富士通のICTが私たちの暮らしと社会にどのように役立ち、新たな価値を創出するのかをご紹介しています。
近未来のデジタル技術をより身近に感じることができたのが『豊かな暮らしを支えるテクノロジー』のコーナーです。

網膜をスクリーンにして画像を映し出す網膜走査型レーザアイウェア

体験コーナーに行列ができていたのが、網膜走査型レーザアイウェアRETISSA(レティッサ)です。
弱視(ロービジョン)の方々の視覚をサポートする網膜走査型レーザアイウェアは、超小型半導体レーザプロジェクタをフレームに搭載し、装着者の網膜をスクリーンとしてデジタル画像を映し出す新しい技術です。
視力やピント位置によらず鮮明な画像を投影し、スマートフォン、タブレットなどのデジタル機器に接続して、映像や文字などのデジタル情報を鑑賞することや、カメラ機能を利用して、掲示物、新聞、雑誌などの閲覧や外界映像を見て行動することも可能です。

体験用の網膜走査型レーザアイウェアは片目のみの投影でしたが、体験されたお客様から、「想像以上に色鮮やかで美しい映像だった」「フォーカスフリーなので便利。今後どう展開されていくか楽しみだ」と、驚きの声が上がっていました。

(左)視力やピント位置によらず鮮明な画像を投影。弱視(ロービジョン)の方々の視覚をサポート
(右)体験コーナーでは長蛇の列が!

話したことがリアルタイムで文字になる! 聴覚障がい者参加型コミュニケーションツールLiveTalk

発話がリアルタイムで文字になる聴覚障がい者参加型コミュニケーションツールLiveTalk

LiveTalkは、発話者の発言を音声認識し、即時にテキストに自動変換して複数のパソコン画面に表示することで、聴覚障がい者を含む参加者全員がリアルタイムに情報を共有できるソフトウェアです。

会議、イベント、授業など、様々なシーンでのコミュニケーションに活用することができます。
体験コーナーでは、オペレーターの発話にあわせて音声が自動認識されていく様子を見て、まるで人がキーボードをタイピングしているかのような認識速度に驚かれているお客様もいらっしゃいました。

そのほか、人や交通機関のリアルタイムな位置情報を活用する『SPATIOWL(スペーシオウル)』や町の特性を見える化する地域デザインツール『EvaCva(エヴァシーヴァ)』など、私たちの暮らしに密接した先進技術が展示されていました。

人々が安心して暮らせる豊かな未来へ

Human Centric Innovation in Action

人々がワクワクする未来を提案するCEATEC JAPAN 2015。
実際に目で見て、手に取って操作していただくことで、富士通が提案する先進技術をより身近に感じていただけたのではないでしょうか。
先進技術を駆使して近未来を創造することだけでなく、人々の暮らしや社会のなかに「今ある課題」をどのように解決し、どのような豊かさや快適さもたらして変化していくのか。

富士通グループの展示ブースには、「イノベーションを実現していくことで、人が安心して暮らせる豊かな未来を創造したい」という思いが詰まっていました。