「富士通フォーラム2015名古屋」レポート

2015年8月19日~20日の2日間、名古屋市・名古屋東急ホテルにて、「富士通フォーラム2015名古屋」を開催しました。
5月の東京、7月の大阪開催に続き、今回も富士通ジャーナル編集部が現地に取材に行きましたので当日の様子をお届けします。

「富士通フォーラム」とは?

毎年東京、大阪、名古屋、ミュンヘンにて富士通のICTへの取り組みを展示やセミナーを通じてご紹介するイベント、「富士通フォーラム」。
今年は「Human Centric Innovation in Action」をテーマに、IoTやビッグデータ、モバイルなどデジタルテクノロジーによる新たなICT利活用の取り組みについてお伝えしています。

会議や子育て・・・身近な場所に、ますます広がるICT

マイクに向かって喋った内容がリアルタイムにテキストに

早速展示エリアをのぞいてみましょう。
教育や医療、食・農業など私たちに身近なところでのICT活用から、ビジネスの現場における新しいICTの使われ方についてご紹介する「ビジネスと社会のイノベーション」コーナー。
まず会場入り口で一際多くのお客様の注目を集めていたのが聴覚障がい者参加型コミュニケーションツール「Live Talk」です。複数人が話したことがリアルタイムで文字になりパソコンに表示できるので、会議などの同時に多くの人が発言するような場での聴覚に障がいを持つ方との自然なスピードでのコミュニケーションのお手伝いはもちろん、議事録作成など幅広い用途への応用が考えられます。

予め登録しておいたお子さんの年齢に合った情報をすぐにチェック出来ます

続いては、川崎市様とのICTを活用した子育て支援の実証実験事例です。
位置情報とLOD(Linked Open Data)を活用した子育て支援アプリ「あさお子育てポータル」では、子育てのヒントとなるような地域に根ざした情報をポータル上で一元的に見ることが出来ます。
これまではバラバラのWebサイトや掲示板に散らばっていたイベント情報などをアプリ上でまとめて見ることが出来るだけではなく、今いる所から近い順にお出かけスポットや授乳スポットをチェックできたり・・・いつでもどこでも、お子さんの年齢や居住地に合った子育て情報をまとめて得られるようになります。

ICTの活用でものづくりサプライチェーンが変わる

3D空間でのバーチャル設計、レビューが可能(左)精密な動きをミスなく繰り返すロボット(右)

会場の中央の「ものづくり革新」コーナーでは、実際に3D眼鏡をかけてバーチャル・リアリティ技術を活用した“モノをつくらないものづくり”を体験することが出来ました。また、これまで富士通が自社工場で培ってきたノウハウを活かした製造ラインへのロボット導入の提案など、「次世代のものづくり」の取り組みを紹介していました。

この部品についた小さなRFIDタグに、多くの情報が記録されています

フランスの航空機メーカーAirbus様では、航空機の部品にシリアルナンバーや製造日、修理履歴などの情報が記録された当社のRFIDタグを貼付。
RFIDタグを活用することによって、これまでは一つひとつ部品を取り出して目視で行っていた点検作業がRFIDリーダーを持って歩くだけで瞬時に完了。また、部品毎の修理履歴を活用することで故障トラブル時の原因調査もスピードアップします。
これらの正確に管理された情報は物流リードタイムの短縮や在庫最適化に活用できるほか、製造から保守まで様々なプレイヤーに利用されることで、バリューチェーン全体で生産性が向上します。

2016年1月の制度施行に向け注目が高まるマイナンバー

複合機でスキャンした情報がOCRでテキストデータに(左)タブレット端末で簡単にマイナンバー情報を取得(右)

今回、終始お客様の関心が高かったマイナンバー関連ソリューション。
タブレット端末や複合機を有効活用して、手書きや印刷された文字を読みとり、デジタルの文字コードに変換する技術OCRでマナンバーの取得を自動化し業務の効率化を支援するサービスや、マイナンバーを含む特定個人情報を適切に、安全に管理する「Systemwalker」を紹介していました。

IoT・ビッグデータを活用したデータの見える化

工場で消費する電力や生産実績などのデータを可視化(左)RT.ワークス様の歩行アシストカート(右)

IoT×ビッグデータのコーナーでは、IoTがビジネスにどのようにイノベーションを起こしていけるのかを体感できました。
工場状態の見える化、全体最適化を可能にする当社会津若松工場の「環境経営ダッシュボード」を活用した実践や、IoTを組み込んだ歩行アシストカートで利用者の健康管理から部品管理までを実現するRT.ワークス様の取り組みなど、ここでは、お客様や社内の事例を通してより具体的なIoTの活用方法をイメージすることが出来ました。

農業クラウドAkisai(左)人気があった指輪型ウェアラブルデバイス(右)

マイナンバー対策や最新電子カルテなど名古屋独自の展示デモに加え、富士通フォーラム東京や大阪で人気があった指輪型ウェアラブルデバイスなどの最先端のテクノロジーや、農業クラウドAkisaiをはじめとした様々なソリューションを体感できた今回の富士通フォーラム名古屋。盛りだくさんの展示内容で、各展示ブースもお客様からの質問が飛び交い、とても賑やかなイベントでした。