「生産と設備TOKYO 2015」富士通展示ブースレポート

2015年7月22日(水曜日)~7月24日(金曜日)の3日間、「生産と設備TOKYO 2015」が東京ビッグサイトで開催されました。富士通グループも出展しましたので、ブースの様子をレポートします。

「生産と設備TOKYO 2015」とは

「生産と設備TOKYO 2015」設備投資・ICT投資を検討している企業の経営者層、工場関係者、設備管理者向けに、最新の製品・技術・サービスを一堂に集め、商談と技術情報交流の場を提供する展示会です。

富士通は「生産と設備TOKYO 2015」の「生産システム見える化展」に出展し、企業の価値向上を支援する生産システムや、受注~設計~生産~出荷など一連のものづくりプロセスをトータルで支援するICTソリューションをご紹介していました。

工場単位からグローバルまで、ものづくりをサポートする生産管理ERP 「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA G2」

生産管理を中心としたERPソリューションの「GLOVIA G2」は、2015年7月16日から新バージョンの販売を開始。新バージョンではPCやタブレット、スマートフォン(マルチデバイス)から拠点毎の生産・販売・在庫状況をいつでも、どこからでも確認することができます。新しい技術を採用し、部分的なモバイルの対応ではなく、全業務領域をカバーしているため、画期的で他社を先行しています。

また、組立製造業のお客様は様々なものづくりをしているため、生産形態にあった複数のパッケージを導入しないといけないという課題があるそうです。「GLOVIA G2」は大量の見込み生産から個別受注の一点ものまでの生産を、1つのパッケージで柔軟にサポートすることができるため、お客様の悩み解決に期待できます。

GLOVIA G2画面

Salesforceで動作する販売・購買・保守クラウドサービス 「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA OM」

販売からアフターサービスまでの基幹業務をクラウドで提供する「GLOVIA OM」もERPソリューションの1つ。Salesforce Platformを利用するため、お客様がICTの環境を用意する必要がないことが特長です。短期間、低コストで構築が可能なため、すでにワールドワイドで150社/9300ユーザのお客様が導入したそうです。

Salesforce Platformにより、お客様のニーズに合わせた項目の追加、画面のレイアウト変更などカスタマイズが簡単にできます。また社外から在庫の確認や納期の回答ができるため、効率的で拡張性が高い運用が可能となっています。

GLOVIA OM 画面(Salesforce)

国内導入実績No.1の生産管理 「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart PRONES」

製造業の生産管理業務の効率化・最適化を推進するFUJITSU 統合業務ソリューション「GLOVIA smart PRONES」はモバイル端末の活用で、現場のワークスタイルを変化させるものです。

HHT(ハンドヘルドターミナル)は生産現場の様々な入力作業をバーコードスキャンで実施することで、簡単に入力作業ができ、リアルタイムで情報共有をすることができます。タブレットでは製品の在庫などを参照することができるため、例えばお客様先で受注残の情報をタブレットで見せることができます。

HHT端末

タブレットでの製品情報画面

そして、ダッシュボードオプションでは各拠点・部署の現状をグラフやイメージマップ、ガントチャートなど様々な形で確認できるため、ICT専門家でなくても分かりやすいという特長をもっています。

個別生産形態に対応した生産管理 「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart PRONES 個別生産」

「GLOVIA smart PRONES」シリーズの中で、様々な生産形態に合わせて対応ができるシステム「GLOVIA smart PRONES 個別生産」。近年、日本企業では、大量生産が海外にシフトしている中、国内においては、高いノウハウが求められる個別生産が主流となっています。個別生産は、受注当初から仕様が定まらない、しかし納期はあるので早めに作り始めないといけいという課題に対して、多くのパッケージでは対応が難しいですが、「GLOVIA smart PRONES 個別生産」は仕様が決まったところから生産を始め、徐々に情報を付加しながら、正しい仕様に追随していくことができるところが強みです。

GLOVIA smart PRONES個別生産 画面

また、原価管理のオプションでは損益結果からシミュレーションをして、どこにコストが一番かかっているかをリアルタイムに確認することができます。例えば、製品のものづくりの外注品でお金がかかっていたとすると、取引先を代えればもう少しコストが下げられる、もっとロットを大きくして効率よく購入すれば安く済むなどの対策が可能になります。
頻繁に生産結果を原価へ反映させ、その結果からコストシミュレーションを行い、もっと生産を最適化するためにフィードバックしていきます。これらPDCAをまわしていくことで、生産現場の改善を行うことができ、コストダウンに繋げることができます。

ものづくりプロセスをトータルにサポートする技術情報管理 「FUJITSU Manufacturing Industry Solution PLEMIA グローバルエディション」

既存システムを活かして、現場の負荷を最小限に抑えながら業務プロセスの改革を実現する「PLEMIA グローバル エディション」。製造業のお客様が物を作るときに核となる設計段階の部品の構成情報や図面、仕様書を管理します。流用設計する際に欲しい情報を探す場合、テキスト検索だけでは探しきれない「人間の目で見て似ている」形状の部品を探しだすという、富士通研究所の技術が使われています。

また、設計の変更や製造からの要望、お客様からのクレームに対応した履歴なども管理することができるため、部品を流用する際の判断材料として活用でき、ノウハウの蓄積に役立ちそうです。

設計者にとって類似したものを探し流用することは、コストダウンに繋がると言います。あるお客様では、今まで1つの金型を作るために何億円も掛かっていたものが「PLEMIA グローバルエディション」を利用したことで、年間4億円の費用削減を実現したそうです。

PLEMIA グローバルエディション 画面(似ている形状の図形を検索した結果)

その他に仮想の生産ライン上で人の動き、モノの流れを事前に検証し生産準備期間の短縮を図る「GP4」や、建設業の実行予算、発注、原価などを管理することで損益の悪化原因を把握し、原価改善につなげる「GLOVIA smart 建設」なども展示されていました。

富士通展示ブースでは、製造業のお客様がソリューションの説明を熱心に聞いている姿が多く見られました。