神戸のまちをもっと元気に!学生×社会人のアイデアソンに参加してきました!!

~[あしたラボUNIVERSITY]神戸大学×富士通共創プロジェクト アイデアソン~

2015年6月25日、神戸大学で開催された神戸大学と富士通の共創プロジェクト アイデアソン(あしたラボUNIVERSITY主催)(注1)に参加してきました。
今回のテーマは「神戸のまちにソーシャルインパクトを与えるアイデア・サービスを考える」。
神戸をもっと魅力的にする新しいアイデアについて、神戸大学の学生や富士通グループの従業員など約60人の参加者とともに考えてきました!

(注1)
今回のイベントは、2014年11月よりスタートした富士通運営によるオープン・イノベーションプロジェクト「あしたラボUNIVERSITY」の一環として、神戸大学大学院システム情報学研究科藤井信忠准教授と共同で開催されたものです。また、当日のプログラム設計は株式会社富士通総研が担いました。

学生、社会人・・・それぞれの垣根を越えて新たなアイデアを生み出していく

高齢化や環境問題など・・・現在の複雑化した社会課題を解決するためには、様々な企業や個人のアイデア・技術を組み合わせて、新たな価値を創造していくことが大切だといわれています。その"共創"の一端を体感する場として、神戸大学の学生と富士通グループの社員が意見を出し合い、互いの視点や考え方を理解し学びあいながら、新たなアイデアを生み出していく「アイデアソン(注2)」が開催されました。

(注2)アイデアソンとは?
Idea + Marathonの造語。多様な参加者が集まり、テーマについてアイデアを出し合い、新しい製品・サービスやコンセプトを考えるイベント。短時間で真剣にアイデアを出し合っていく。

五感をフルに使って。まずは誰かの立場になり、神戸の課題を深く考えてみる

「どこに行っても坂道が多いのでとにかく移動が大変...」、「駅の案内がわかりづらく、反対方面の電車に乗ってしまった。」そんな参加者それぞれが考える神戸の課題を共有することから、アイデアソンは始まります。
参加者は『共感マップ』を使い、誰かの立場になってその人が見たり、聞いたり、感じたり、悩んだりすることを五感をフルに働かせて創造し、そこから神戸の課題を深く深く考え、周りの人と共有します。
神戸出身者も初めて神戸に訪れた人も対等な立場で互いの想いをぶつけ合うことで、普段の自分とは違った新しい視点やこれまで思いもしなかった考えに触れることができます。

ユーザーの価値観や課題、悩みを炙り出す『共感MAP』

自分が考えている神戸の課題を、周囲の人と共有する

神戸のデートスポットの見える化など、先進的な街づくりの取り組みからアイデアを膨らます情報をインプット!

続いては、デザイン・クリエイティブセンター神戸【KIITO】 副センター長 永田宏和氏によるキーノート。
神戸のデートスポットを見える化する「date.KOBE」やパンの食べ歩きイベント「PANPO」など、行政を巻き込みながら常に新しい活動を紡ぎ出しているKIITO。その秘訣について永田氏は、「今あるものを根本から見つめ直し、既成概念にとらわれずに広い視野で違う角度から考えてみることが大切。」と語りました。また、地域に活動を根付かせ、広げていくためには「"不完全なプログラム"を用意しておく方がよい」と薦めます。「完成されたパッケージになっていないことで、"みんなが関われる"、"みんなで一緒につくれる"、そして"みんなのもの"になり定着していく」という考え方です。永田氏のキーノートはこの後につづくアイデアソンに向けた重要なインプットとなりました。

デザイン・クリエイティブセンター神戸【KIITO】 副センター長 永田宏和氏

絞り出したアイデアをビジュアル化し、チーム一丸となって形にしていく

今回のアイデアソンでは、事前準備として、参加者が実際に神戸の街に足を運び「神戸らしい」と感じた写真を撮影してきました。神戸のヒトや美しい風景、生活の何気ない様子など...会場の壁一面に貼られた100枚以上の写真。 『アイデアカメラ®』では、気がついたことや想い・感情をポストイットに書き出し、写真に貼っていきます。こうすることで、神戸の課題や魅力のより具体的なイメージが沸き、アイデアが膨らみます。

壁一面に貼られた神戸の街の1コマ

さあ、いよいよアイデアのアウトプット!まずは『スピードストーミング』です。参加者はペアになり、永田氏のキーノートや壁一面の写真を参考にしながら、「神戸にソーシャルインパクトを与えるアイデア」を5分間でとにかくたくさん絞り出します。この"アイデア合戦"をペアを変えて4セット。回数を重ねるごとに、どんどん自分の中でアイデアが具体的なイメージへと変わっていきます。

スピードストーミングで脳を刺激

膨らんできたアイデアを、今度は『アイデアスケッチ』で絵や文章、擬音を使って1枚の紙にまとめ、参加者全員に共有します。200を超えるスケッチの中から、神戸の日本酒の魅力に注目した「日本酒フェス」や、坂道の多いまちの課題を解決する「セグウェイ乗り捨てサービス」、「タクシー相乗りサービス」など・・・今後深堀りを進めていく約15のユニークなアイデアが抽出されました。

最後のワークは、4~5人ずつの学生・社会人混合チームで、それぞれのアイデアを磨きあげていきます。100円ショップの雑貨やブロック、発泡スチロール、粘土などを使いながら、自分たちのアイデアを文字通り"形"にしていくのです。どのチームもメンバー全員が積極的に意見を出し、協力し合いながらモノを使ってサービスやアイデアをビジュアル化していきました。

アイデアを形にするための、カラフルな雑貨や文房具、おもちゃ

他チームのメンバーからのフィードバックをもらうことで、新たな気づきや課題が見えてくる

最後は、他のチームのメンバーにプレゼンテーションを行い、質問や率直な感想をもらって終了です。客観的な意見が加わることで、チーム内では気がつかなかった課題がまだまだ見えてきました。

今後は決勝プレゼン進出を目指し、アイデアをブラッシュアップ

課題の発見からアイデアのビジュアル化まで、4時間半をノンストップで駆け抜けた今回のアイデアソン。
参加者の積極的な姿勢や集中力、そして何より「神戸をもっと良い街にしていきたい!」という熱い想いがとても印象的でした。
参加した学生のみなさんも、「ゼロから何かを生み出し、人に伝え、チームでブラッシュアップしていく過程が楽しかった」、「学生と社会人の視点の違いに驚いた。普段の自分達では気がつかない課題を発見できた」と普段の授業とは異なる今回の取り組みや社会人との交流を楽しみながら多くのことを学んでくれたようです。

今後は、7月16日の予選プレゼン、そして7月30日の決勝プレゼンに向けて各チームがアイデアに磨きをかけていきます。神戸をもっと元気に盛り上げるユニークなアイデアに引き続き目が離せません!