見たいシーンを瞬時に探す!プロ野球における「自分だけの視聴スタイル」とは

個人が好きな時に好きな映像を楽しむ時代へ

プロ野球は、人気の高いスポーツの一つです。連日の熱い戦いを楽しみにしている人も多いでしょう。プロ野球の観客動員数は2014年に2286万人と、2005年以降では最多を記録。プロ野球人気は、衰えることなくますます高まっているようです。

これまで、プロ野球を見る方法といえば、球場まで足を運ぶか、家でテレビを見るのが主流でした。ところが最近では、テレビに加えて、パソコン、スマートフォン、タブレット端末でも視聴できるようになりました。これからの時代は「個人が好きな時に好きな映像コンテンツを楽しむ時代」と言えそうです。

ネット上には、プロ野球などのスポーツをはじめ、映画、コンサートなど多種多様な映像コンテンツが溢れています。その中から「自分が見たい映像」、さらに「見たいシーン」を探すには大変苦労します。プロ野球の試合で、「あのプレーをもう一度」と思っても、そのために1試合あたり2時間以上の試合映像に対して、先頭から早送りで確認していくと多くの手間と時間がかかってしまいます。

対戦検索サービスの利用イメージ図

膨大な映像コンテンツから目的のシーンを探すには?

例えば、「自分の好きな選手が出ている場面」など、特定シーンだけを選んで楽しむことができるようになれば、映像コンテンツの新しい楽しみ方が広がりそうです。そこで富士通は、パシフィックマーケティング株式会社様と連携して、新しいプロ野球映像の視聴スタイルを実現する対戦検索サービスを開発しました。

このサービスは、「見たい選手」と、ホームランや三振などの「打席結果」を選択するだけで、すぐにそのシーンを検索して視聴できるサービスです。具体的には、一球ごとの投球シーンを自動認識し、そのシーンに関連する選手プロフィールや打席結果などのデータを自動的に紐付けることで、特定選手が映っている見たいシーンだけを検索・視聴できるようにしました。

パ・リーグTVの対戦検索サービス画面(左:PC画面、右:スマートフォン画面) 写真提供元:パシフィックリーグマーケティング株式会社様

「自分だけの視聴スタイル」の実現へ向けて

このサービスを活用すれば、「自分だけのハイライトシーンを楽しむ」「好きな選手のシーンだけ繰り返し見る」「重要なシーンだけを検索してじっくり確認する」といった、今までにない野球の楽しみ方が可能になります。まさに「自分だけの視聴スタイル」で、映像を楽しむことができるのです。

すでに、パシフィックリーグマーケティング株式会社様が提供する「パ・リーグTV」にて試験サービスを終えており、2015年7月からは正式サービスを提供する予定です。

富士通は今後、プロ野球映像分析で培ったノウハウや技術をもとに、他のスポーツ映像でも大量の映像コンテンツの中から見たいシーンを素早く探しだし、パーソナライズされた視聴を可能にする技術の開発を進める予定です。さらに、当技術を映画やドラマ、ミュージックビデオ、ニュース・報道、学習教材、講義映像など多分野に応用し、視聴スタイルの革新に取り組んでいきます。