膨大なデータを収集・分析し、画期的なイノベーションを起こすためには? 「ビッグデータ」展示ゾーン

2015年5月14日~5月15日に東京・有楽町で開催した「富士通フォーラム2015」。展示ホールでは、「ビッグデータ」「ビジネスと社会のイノベーション」「クラウド」「セキュリティ」「ワークスタイル変革」「最先端テクノロジー」の6ゾーンで、約100もの展示デモを紹介しました。

IoTとビッグデータがつながると、どのようなビジネスが創出されるのか

昨今、注目を集めるIoTやビッグデータ。しかし、お客様の中には「どうビジネスに活用したらよいのか分からない」「我が社の製品がネットにつながると、どんなビジネスが創出できるのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
「ビッグデータ」ゾーンでは、ビッグデータ活用の流れに沿って、「収集する」「ためる・分析する」「ビジュアライズ&活用する」の順に、最新技術やソリューションを展示した「ビッグデータ×IoT」コーナーと、ビッグデータ活用で広がる新たな取組みの中で、マーケティング分野で実現するイノベーションをご紹介する「マーケティング」コーナーの二つのコーナーで構成しました。

「ビッグデータ×IoT」コーナー

2015年5月8日に発表したばかりのソーシャルメディアモニタリングツール「SociaLive」をご紹介。指定したキーワードやエリアに該当するTwitter上のつぶやきをリアルタイムで収集・表示します。これにより今起きている現象やトレンドを把握することができます。また、つぶやきの発信場所や、つぶやきと紐付く写真も併せて確認することができるので、例えば、地震や洪水などの自然災害が発生した場合の防災・減災業務の効率化や、イベントやスポーツシーンでの盛り上がりの可視化等に活用できます。富士通はSociaLiveの他にも、関連サービスをソーシャルメディア活用ソリューションとして体系化しており、リアルタイム活用、リスクマネジメント、マーケティング、グローバル対応など、様々なソーシャルメディア活用のご要望にお応えします。

また、RT.ワークス様とのビジネス共創の事例もご紹介しました。これは、歩行アシストカートにセンサーと通信モジュールを組み込み、位置情報や歩行速度、温度や湿度のほか、脈拍などのバイタルデータをクラウド上のサーバで 集計・解析するものです。これにより、歩行アシストカートを押して外出した高齢者が、今、どこにいて、どんな状態でいるのかをリアルタイムで把握できるようになります。
RT.ワークス様は、全国で約100台以上の歩行アシストカートを使った実証実験を経て、製品化。この製品を一例として、今後も超高齢化社会を背景とした医療介護分野における、IOT活用に取り組まれます。

「Factory Performance Dashboard(ファクトリー・パフォーマンス・ダッシュボード)」は、あるハウスメーカー様の事例をもとに、工場内に様々なIoTデバイスを設置し、電力消費や生産実績、品質といったセンシングデータと、個別に管理されていたパラメータを総合的に把握し、ビッグデータとして解析することで、工場全体の最適化を実現しています。また、BIツールの活用による効率的な原因特定、機械学習の活用による高速かつ多様なバリエーションの分析・予測、予測に基づくアラームやその制御を行うダッシュボードの様子をご紹介しました。

富士通の位置情報クラウドサービス「SPATIOWL」は、SAP社のインメモリデータベース「HANA」と連携することで、リアルタイムな大量データの可視化と分析が可能となります。
当コーナーでは、都市全体の人やクルマや公共機関の交通状況等をリアルタイムに見える化し、気象やイベントなどの交通に影響を及ぼす外的要因を加味した変化を予測して、それらを活用した最適な交通マネジメント施策の検討や、警備員の配置指示、エンドユーザへの位置情報提供サービス、周辺店舗によるマーケティング実施などの活用例をご紹介しました。

「マーケティング」コーナー

スマートデバイスやソーシャルメディアの爆発的な普及によって、企業のマーケティングに対する考え方が劇的に変化しています。WebサイトやECサイトをはじめとするお客様との接点から収集できるデジタルデータと企業の基幹データ、さらには膨大なビッグデータを連携。多角的に分析・活用することで効果的なマーケティング活動が実行できるようになりました。「マーケティング」のコーナーでは、顧客体験価値(Custmer Experience:カスタマーエクスペリエンス)(注)を最大化し、精度の高いマーケティングを実現するソリューションの数々をご紹介しました。

(注)商品そのものの価値ではなく、商品やサービスを購入したり、使用したりする過程や経験から得られる価値のこと

顧客体験価値を最大化するためには、「お客様との接点」と「お客様情報の活用」それぞれを強化する必要があります。

「お客様との接点強化」を実現するために、高度なパーソナライズ機能とマーケティング機能を標準装備したWebサイトソリューション「Sitecore CMS」や、高精度なレコメンド表示や高速検索機能を実装したECサイトソリューション「SNAPECシリーズ」、モバイルアプリの活用によりさらにお客様との「つながり」を強化したコンタクトセンターソリューション「CRMate」について、具体的な利用シーンを交えてご紹介しました。

加えて、「お客様情報の活用強化」を実現するソリューションとして、オムニチャネルやO2Oに対応した統合顧客情報管理基盤「Salesforce」や、ビッグデータを含むオムニチャネルデータのリアルタイム分析を可能にするデータ分析ソリューション「SAS」をご紹介することで、高精度なマーケティング活動を実現する手法を示しました。

その他にも、マーケティングとデータ分析のノウハウを融合し、お客様のマーケティング戦略策定と実行を支援するフレームワークをご紹介しました。