新たなパブリッククラウドサービス「K5」に、来場者が熱い視線 「クラウド」展示ゾーン

2015年5月14日~5月15日に東京・有楽町で開催した「富士通フォーラム2015」。展示ホールでは、「ビッグデータ」「ビジネスと社会のイノベーション」「クラウド」「セキュリティ」「ワークスタイル変革」「最先端テクノロジー」の6ゾーンで、約100もの展示デモをご紹介しました。

成長と革新を支える、新たな富士通クラウド。パブリッククラウドサービス「K5」

「クラウド」ゾーンのテーマは「デジタルビジネス時代に向けたICT最適化」。当ゾーンでは、実際にお客様がクラウドを導入・活用する時に直面した課題に対し、富士通が提供できる最適なクラウドソリューションをご紹介しました。

「新たなビジネスを短期に立ち上げたい」「既存のICTシステムをうまく活用したい」など、お客様がクラウドを導入・活用するにあたっての課題は様々です。それらの課題解決に向けて、プライベートクラウドとパブリッククラウドのマルチクラウド環境を統合管理するソリューションや、お客様の環境とパブリッククラウドとを閉域網で接続するサービスなどを展示。中でも来場者の関心を集めていたのは、「富士通フォーラム2015」の開催に先立って発表したパブリッククラウドサービス「K5」です。

現在、日本の企業のICT投資は、業務効率化やコスト削減など、いわば「守りのICT投資」が中心。一方で、米国では新しい付加価値を生み出すための「攻めのICT投資」が積極的に行われています。社会・産業のデジタル化といった取り組みを通じて、お客様の競争力を高めていくには、守りのICT投資だけではなく、攻めのICT投資へと切り替えていく必要があります。

そこで富士通は、長年に渡り幅広い業種で培った知見・ノウハウをベースに、SoE(注1)・SoR(注2)などの様々なニーズに対応していくための新たなインテグレーションのコンセプトを「FUJITSU Knowledge Integration(フジツウ ナレッジ インテグレーション)」としてまとめました。その中核を担うのが、オープン技術を採用した自社開発パブリッククラウドサービス「K5」です。

(注1)SoR(Systems of Record) :企業内のデータを記録し、業務処理を行う従来型の業務システム
(注2)SoE(Systems of Engagement):人・商品・プロセスをつなぎ、変化に対応できる業務システム

「K5」は、お客様のシステム構築・運用で培った富士通SEの知見・ノウハウをリファレンス化し実装したクラウド基盤です。例えば、「モバイル端末を活用して業務の効率化を実現したい」という場合でも、新たにシステムを開発するのではなく、既存システムをクラウドに移行し、そこにモバイル技術を融合させるなど、開発期間やコストを削減した取り組みが可能となります。その他にも、「社内システムのTCOを削減したい」「クラウドの運用負荷を低減したい」などの取り組みにも有効です。このように、お客様へのソリューション提案、システム構築、運用に活用することにより、お客様のビジネス革新を全力で支援します。

富士通はすでに2015年2月から、社内の約640ものシステムを順次、「K5」に移行しています。この移行作業によって得られた知見や、SEが習得したノウハウをリファレンスモデルとして、今後のお客様へのソリューション提案やシステム構築、運用に活かしていく考えです。

お客様ごとの利用シーンに応じた「K5」の活用事例をご紹介

クラウドの展示ブースでは、情報システム部門での利用などを想定し、お客様ごとの利用シーンに応じた課題に対する「K5」の活用事例をご紹介しました。

例えば、インフラ構築・運用において、従来の方法では「インフラ設計」「手順書の作成」「構築作業」などの工程で数週間がかかります。ところが「K5」を活用すると、インフラ設計から手順書の作成といった作業が、テンプレートの活用などにより大幅に効率化できます。さらに、構築作業を自動化することで、数週間かかっていたインフラ構築にかかる時間を数十分に短縮することも可能となります。

その他にも統合管理やオンプレミスのシステムからのバックアップなど、富士通のクラウドに関連するトータルソリューションについて多数の展示を行いました。