富士通に一級建築士?!安心安全な社会を支えるデータセンターを創る

信頼性の高いクラウドサービスを提供するために

昨今、企業のクラウドサービスの利用は急速に広がり、新規事業をはじめ、さまざまな分野へ拡大しています。企業内で個別にシステムを構築・運用することに比べ、初期投資を抑え、短期間でビジネスに最適なかたちでITシステムを活用することが出来るというメリットがあります。

企業にとってはクラウド化によりサーバ等の機器を意識しなくても良くなる反面、自分達のデータがどのように扱われているのか気になるのも正直なところ。クラウドサービスを運営するデータセンターは社会・経済の根幹にかかわる重要なデータを預かるその性質上、災害対策が施された高セキュリティな建築が求められます。例えば、火災の際にはサーバ等の機器に配慮し、水ではなく、ガスによる消火設備を備えています。また内部に設置された機器のデータ確保のため、フロアへの人の出入りにも何重ものセキュリティを掛けた構造となっています。お客様に安心してクラウドサービスを利用してもらうためには、建物の構造面でも高い信頼性が必要となります。

富士通は自社に一級建築士事務所を持ち、ICTと建築の両面からデータセンターづくりを行っています。今回は一級建築士河村麻未のデータセンター建築への思いを、ご紹介します。

なぜ富士通に一級建築士事務所?

富士通一級建築士事務所 河村麻未

河村は、現在北陸コンピュータ・サービス(HCS)様とともに最高レベルのデータセンター建築に携わっており、建設会社をはじめとする多くの方々とともに建築を行なっています。

現在建築中のデータセンター(北陸コンピュータ・サービス様)

「一級建築士として富士通で働いていることを話すと、皆さん少しびっくりされます。」
富士通は一級建築士事務所を持ち、建築の分野におけるプロ集団がICTの技術者たちとタッグを組み、データセンターという特殊な建物を設計しています。例えば、床下の配線、床の強度、換気の仕方、熱が大敵となるサーバやストレージ機器を最適に保つための気温・湿度管理など、センターの建築には特殊な配慮が必要となります。
「データセンター建築にあたって、私たち建築士がICTと建築の両面から総合的な観点を持つことが、お客様の安心にもつながると考えています。」河村はそう語ります。

ICTと建築の総合的な観点が必要

データセンター建築への想い

大雪の中での建築作業風景

建築士として、工事現場での苦労もあります。
「たとえば法令手続きや設計のための現状調査で、樹木の数を一つずつ数えて歩いたり、大雨の中で屋上設備を確認したり大変でした。大雪が降って足止めされたこともあります。でも現場の建築にかかわる方々は雪の中でも作業を行ない、本当に頭がさがる思いでした。」

現場を見て考えることが大切

さらに建築にあたって大切なこととして、次のように語ってくれました。
「図面や資料だけでなく、現場を見て考えることが大切だと思います。その現場の状況に応じて、地震や洪水といったリスクへの対策を講じるなど、敷地に適した建物を設計しなければ意味がないということを痛感しています。」
お客様の大切なデータを預かるものをつくるためには、理論と現地現物の精神を持たなければならないのですね。

河村は今後の抱負をこう語ります。
「建築して終わりではなく、その建物で働く人の働き方の変革や豊かな生活を支援できればと思います。」

今回は、データセンター建築の取り組みをご紹介しました。富士通はお客様とともに人々が安心して快適なサービスを利用出来るようにデータセンターサービスの向上に努めてまいります。