サイバー攻撃に打ち勝つ人材を発掘!「富士通サイバーセキュリティワークショップ2014」レポート

2014年12月17日、富士通グループ社員を対象とした「富士通サイバーセキュリティワークショップ2014」が開催されましたので、編集部が取材に行ってきました。

セキュリティスペシャリストの発掘

今後、全世界70億人がデジタルデバイスを持ち、500億のデバイスがインターネットにつながる時代が来ると言われており、企業にとっては、つながればつながるほど、高度なセキュリティを保たなければならないという課題となります。これに比例して、サイバー攻撃もますます巧妙化。海外から多くの人が集まる大きなイベントでは、1秒間に30万パケットのDoS攻撃をうけたという例もあり、執拗な攻撃が繰り返されています。

サイバー攻撃の脅威からお客様を守る取り組みの一つとして富士通は、堅牢なシステム運用でお客様のセキュアな環境を実現し、徹底した現場主義で現場でのセキュリティを実践可能なセキュリティスペシャリストを育成、認定し、それを制度化した「セキュリティマイスター認定制度」に取り組んでいます。

今回のワークショップは、富士通内でセキュリティスペシャリストを発掘したい、もっと多くの人にセキュリティに興味を持って欲しいとの思いから、午前の部はセミナー、午後の部はハッキングコンテストと2部構成で実施しました。

社員のセキュリティに対する意識の高さがうかがえたセミナーの数々

執行役員 クラウド事業本部長 岡田 昭広の開会挨拶でワークショップは開始しました。「企業のシステム全体をセキュアに運用できるのが富士通の強みであり、富士通しかできないこと。」と語りました。

基調講演では、セキュリティイニシアティブセンター長 太田大州が、「セキュリティ無くしてICTの進化は無い、サイバー攻撃の脅威から事業を守るためには極めて重要なもの」と位置づけ、「富士通のビジョンである『ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ』のど真ん中にある運用に力をこめてお客様を支えたい、そしてそれを支える人材をしっかりと育てていく」と力強く語っていました。

そのほかにも、今や国家プロジェクトとして動き出したサイバーセキュリティの最新の動向や、セキュリティビジネスの地域格差の話など、セキュリティに対する興味を喚起する講演が続きました。

セキュリティスペシャリストの卵を発掘!ハッキングコンテスト開催

3時間半の間に、約70問の問題を解いていくハッキングコンテスト。トリビア的な問題や、実際に、ネットワークのパケットからどこに攻撃の痕跡があるか?どこにパスワードがあるのか?など、日々お客様に提供している技術を問題として採用していました。

そして、このハッキングコンテストは下記の3つの目的で開催されています。

1.サイバー攻撃における手足を動かす技術の重要性[技術]
2.サイバーセキュリティを体感、共感してもらう、人的ネットワークによる底上げ[啓蒙]
3.スペシャリストの発掘[人材発掘]

1つ目は[技術]。
サイバーセキュリティでは技術の重要性が再認識されているようです。富士通が提供している何気ない技術でも、驚かれるお客様が多いとのこと。そういう技術にあらためて触れさせることで、参加者への新たな気付きの場を与えていました。

2つ目は[啓蒙]。
ハッキングコンテストには、セキュリティ担当者だけではなく、さまざまな部門からの参加がありました。組織の枠を超えた交流は、自分とはまた違った物事の考え方や見方に触れられます。幅広い部門の「知」が集結したこのコンテストでは、参加者40名、2人ひと組になって競い合いました。

3つ目は[人材発掘]。
高度化しているサイバー攻撃に対応できる人材は、そう簡単に見つからないし、育つものではありません。各方面で個別に活躍している社員が一度に集結する場でもあるため、高度なセキュリティ技術を持った人材を発掘するチャンスでもあります。コンテスト終了後には、参加者の皆さん、予想をはるかに超える好成績を残し、「セキュリティに関わらない部門でもスペシャリストの卵がこんなにいる」と実感しました。

最後に

参加した方々は、スペシャリストを目指す人、興味があったので参加した人などさまざま。皆さん、口を揃えて「セキュリティは企業、社会に不可欠なもの。このような場は絶対に必要」と語っていました。皆さんの「楽しかった」がとても印象的でした。

表彰式の様子

富士通は高度なセキュリティ技術の象徴として、セキュリティスペシャリストをフィールド、エキスパート、ハイマスターの3つの領域に700人育成、発掘、認定していく予定です。これからも、人材発掘、セキュリティを体感する場の一つとして取り組んでいきます。