CEATEC JAPAN 2014 富士通ブースレポート

2014年10月7日(火)から11日(土)までの5日間、千葉の幕張メッセで「CEATEC JAPAN 2014」が開催されています。
FUJITSU JOURNAL編集部が取材に行きましたので、会場の様子をレポートします。

CEATEC JAPAN とは?

CEATEC JAPANは、世界最先端の技術・製品・サービスが一堂に会し、国内外の業界関係者をはじめとして幅広いユーザーに情報を提供するIT・エレクトロニクスの総合展示会で、2000年の初開催から15回目を迎えています。

今年は『NEXT -夢を生みだし、未来を描け』をテーマに、IT・エレクトロニクス産業の幅広い分野における最先端技術とイノベーションを集結し、IT・エレクトロニクスの展望・未来・可能性を描くべく、547社/団体が出展しています。

富士通ブースのテーマは Human Centric Innovation ~ICTでつなぐ、生まれる、新たな夢~

富士通ブースにようこそ

ブースの前面に大きくとられたメインステージではオープンなエコシステムを目指す富士通の「ヒューマンセントリック・イノベーション」を生活者の視点でご紹介。

展示デモはメインステージから回り込むような感じでレイアウトされ、大きくビジネスと生活の2つのシーンで構成されています。

ビジネスシーンを「食・農」と「ものづくり」の2つでご案内

「食・農」では、キレイヤサイの低カリウムレタスのグリーンが目を惹きますが、オープンイノベーションの拠点としての植物工場という観点で、人材や技術の交流、農商工医や教育分野との連携など新たな価値創造への取り組みを紹介しています。

「ものづくり」3Dデザインレビュー

「ものづくり」では、モノを作らないものづくりとして、3Dグラスによる設計とデザインレビューに加えて、工場の製造ラインのバーチャル設計なども体験。

ヘッドマウントディスプレイを利用した自動車整備の現場シーンを再現

また、ものづくり現場の変革として、ウェアラブルデバイスを装着し、AR技術を用いた自動車の整備作業の現場を体験できるコーナーもあり、使うべき部品や使うべき場所が明確にヘッドマウントディスプレイに表示されるため、作業ミスが発生しないように工夫されていることが体感できました。

生活シーンのエリアでまず目につくのは「ショッピング」コーナー

ショッピングの新たなスタイルを提案

「ショッピング」コーナーでは、ウッディーな作りのお店を再現して新たなショッピングシーンをご提案。
来店顧客の特徴を判別し、商品紹介動画を流したり、商品に視覚的な演出を加えたり、クーポンを配信したりして購買意欲が向上するような仕掛けを紹介。

買ってもらうではなく、買いたくなるような顧客の興味関心に合った提案でのマーケティングを体験いただけます。

視線検出技術で好みをピタリ

また、日本酒とワインの試飲コーナーが再現されていて、視線検出の技術により、カウンターに座って商品に目を向けると小型のセンサーが視線を検出して視線状況をモニターに表示。一番視線を送った商品の詳細がモニターに表示されるというものも。
これには、じっと座って見つめるだけで好みが分かってしまう事に驚きの声が多数聞かれました。

この技術を応用すれば教材の改善や見落としの防止などといった事など色々な分野で活用することが出来るようです。

カードに内蔵できる薄型リチウム電池

さらに、FDKが開発した厚さわずか0.42mmという超薄型電池も展示されています。この電池をカードに内蔵すればワンタイムパスワードが発行できたり、電子マネーカードならば残高の表示も可能になります。

ショピング以外にも見逃せない「医療・介護」「家・生活」のコーナー

個人向けクラウドサービス「My Cloud」

「家・生活」コーナーでは、我が家のクラウド(My Cloud)を利用した安心便利で、楽しく快適な生活をミニステージで紹介しています。

その横ではICTと車が繋がったVehicle ICTで快適で安全なクルマを体験できます。
スマートフォンがクルマのキーになったり、実際の操作感が伝わる触感インターフェースを使ったスマートフォンが内蔵されていたり、未来のクルマの姿が見えてきます。

カメラに向かってたった5秒で脈拍を計測

「医療・介護」コーナーで人気を集めていたのが顔の画像から脈拍を計測する技術。リアルタイムにわずか5秒ほどで正確な心拍数が計測できます。

計測していることを意識しなくて済むので、PC利用時の健康状態の把握や遠隔地からの健康見守りはもちろん、空港やイベント会場での不審者の抽出などにも応用できるそうです。


その他にも予防や先制医療、創薬の支援など、次世代医療への取り組みをミニステージでご説明。

夜間でも撮影可能な近赤外線ビデオカメラを使って、入院患者の行動を高精度に検知して事故を未然に防ぐ「質の高い見守り」技術などもご紹介しています。

展示やデモに共通するのは「ヒューマンセントリック」

ビジネスシーンにしろ、生活シーンにしろ、これらのICTを人々が使い、いままでのモノや仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出す。

そして社会的に大きな変化を起こして、豊かな社会を築いていく。

これこそが富士通の目指す「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」という世界です。

全ての展示やデモに共通しているのは、あくまでも人のため、人を中心とした技術。

「ヒューマンセントリック」なICTを少しは理解できたかな?といった今年のCEATECでした。