タイの経済成長、社会課題解決にICTがどう貢献していけるのか

[Fujitsu Asia Conference 2014 Bangkokカンファレンスレポート]

2014年9月19日、タイのSwissotel le Concordeで、企業や政府などのトップやリーダーの方々をお招きし、「Fujitsu Asia Conference in Bangkok」を開催しました。

シンガポールに引き続き2回目の開催となったFujitsu Asia Conference。「Human Centric Innovation」をテーマに、ゲストの方をお招きしタイの今後の経済動向を考えるとともに、当社のアジアでのビジネスやビジョンについてお話させていただきました。

当日は、170人のお客様やプレスの方にお集まりいただき、盛況のうちに終了したカンファレンスの様子をレポートします。

左からカンファレンスに登壇した当社執行役員常務・アジアリージョン長 田中、執行役員副会長 肥塚、 Fujitsu Systems Business (Thailand) Ltd.のCountry President 國丸

タイにおける富士通の取り組み

FSBT Country President 國丸によるオープニングスピーチ

Fujitsu Systems Business (Thailand) (以下FSBT)のPresident 國丸の挨拶で幕を開けた「Fujitsu Asia Conference in Bangkok」。

富士通のタイにおける歴史は、ITサービス拠点として1990年にバンコクにFSBTを設立したことから始まり、以来お客様をサポートし続けています。

國丸からは、このようなタイにおける富士通の歴史をご紹介するとともに、「今後は産業中心から、治水・環境・教育・ヘルスケアなどの分野に対しても取組みを進めていきたい」とタイでのビジネスの方向性をお話させていただきました。

3つの柱でアジアのお客様を支えていく

続いて、当社の執行役員常務・アジアリージョン長の田中が登壇。アジア地域における当社のビジネス概況と、今後アジアでどのような方針でビジネスを展開していくかについてお話させていただきました。

現在アジアの10カ国に、106社の富士通グループ会社が事業を展開しており、今年11月にはミャンマーに支店開設を予定しています。開催国のタイにおいてFSBTは、10大ITサービスベンダーの1社として認知されており、多くのお客様をサポートしています。田中は、「アジアにおいてもICTでお客様と社会の成長をお手伝いしていきたい」と強調した上で、今後は既存システムを最適化する「モダナイゼーション」、クラウドやモバイル、ビッグデータといったICTをベースとした「ビジネスイノベーション」、社会課題解決のための取り組み「ソーシャルイノベーション」の3つの柱を軸にお客様のために貢献していくと締めくくりました。

「アジアにおける富士通の取り組み」 富士通 執行役員常務・アジアリージョン長 田中

タイの経済成長のカギとなるCLMV

ゲストスピーチ「Thailand's Economic Prospects and AEC」Panyapiwat Institute of ManagementのPresident、Dr. Sompop Manarungsan

今回、ゲストスピーチにはPanyapiwat Institute of ManagementのPresident、Dr. Sompop Manarungsanをお招きしました。Dr.Sompop氏からは、タイの経済予測とASEAN経済共同体(ASEAN Economic Community: AEC)の今後の動向についてご講演いただきました。

Dr. Sompop 氏は、今後のタイ経済の成長のポイントとして「製造経済から、サービスベース経済へのシフトを行い、国内消費を高める取り組みが必要」と見解を述べられました。

また、成長するCLMV(*)のハブとなりつつ、海外からの投資を呼び込む必要があることもあわせてご紹介。

講演の最後には、「日本とタイの強い信頼関係も重要なポイントとなる」とお話され、ご来場いただいた皆様も熱心に聞き入られていました。

(*)CLMV: Cambodia, Laos, Myanmar, Vietnam

ビジネス革新と豊かな社会の実現に向けた挑戦
~ Human Centric Innovation ~

最後、基調講演には当社の執行役員副会長 肥塚が登壇。進化するICTや、大量のデータが集約、処理されることで、お客様のビジネスや社会において、どのように人々を支えるのかについてお話させていただきました。

まず始めに肥塚からは、最新のICTのトレンドとして、スーパーコンピュータの進化や、あらゆるものがインターネットに繋がるInternet of Things、その一方で重要な課題となっているサイバーセキュリティなどを紹介。

続いて、人口問題やエネルギー問題といった社会課題解決のために、当社は「Human Centric Innovation 」というコンセプトで、ICTを用いた取り組みを推進していることを説明。その具体的な事例として、バーチャルリアリティを活用した新しい製造業ソリューションや、AR技術を用いた工場での点検作業、農業や医療分野でのデータ活用についてご紹介させていただきました。

そして、「これからも、 お客様のイノベーション・パートナーでありたい」と強調し、カンファレンスを結びました。

基調講演「ビジネス革新と豊かな社会の実現に向けた挑戦 ~ Human Centric Innovation ~」 当社執行役員副会長 肥塚

講演者
  • Country President Fujitsu Systems Business (Thailand) Ltd. 國丸 昌之

  • 富士通株式会社
    執行役員常務
    アジアリージョン長 田中 達也

  • Dr. Sompop Manarungsan President Panyapiwat Institute of Management

  • 富士通株式会社
    執行役員副会長 肥塚 雅博

ご来場者様の声

富士通の会社としてのビジョンを聞けて大変良かった。私はIT部門にいるため、今回ご紹介いただいたビジョンを実現するためのIT技術についても詳しく聞いてみたい。

素晴らしいイベントだった。社会やITに対する将来について考える大変良いきっかけとなった。

日本を代表するIT企業として、社会を良くしようというビジョンを持ってアジア市場に取り組もうとしている事が理解でき、頼もしさを感じた。今後も富士通と協力しながら市場を開拓していきたい。(日系企業)