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離れていても高齢者の動きが分かる見守りシステム

介護する側の負担を減らし、高齢者を確実に見守るには

厚生労働省の調べでは、2012年には3,079万人だった75歳以上の高齢者は、2042年には約25%増の3,878万人となることが発表されています。さらに今後は、国民のほぼ5人に1人が「介護が必要となる」と予想されており、高齢者問題は私たち一人ひとりが真剣に向き合わなくてはならない問題と言えます。

現在、高齢者の介護は、その多くが在宅で同居の家族によってなされています。厚生労働省の調査では、徘徊や転倒などを防ぐために高齢者の状態にいつも気をつけていなければならないなど、介護にストレスを感じている人は介護者全体の6割以上にも達しています。また、特別養護老人ホームなどの施設でも、看護師が気づかないうちに認知症の高齢者が徘徊し、転倒してしまう事故や、痛みなどで寝つけない状況に看護師が気づくのが遅れるといった問題も指摘されています。

どうすれば、家族や看護師など介護する側の負担を軽減し、介護を必要とされる方を安全・確実に見守ることができるのか。富士通は、そんな介護の課題の一つをICTで解決しました。

離れていてもベッドでの入院患者の動きがしっかり分かる

富士通が開発したのは、カメラを用いて入院患者の行動を高精度に検知する技術です。夜間でも撮影可能な近赤外線ビデオカメラをベッド近くの壁や天井付近に取りつけ、リアルタイムで患者の頭部の位置を把握。頭の動きを追いかけて、一定の範囲を外れると「立ち上がった」と判別します。寝ている状態、上体を起こしている途中、ベッドの脇に立っているときなどの状態が分かる仕組みです。さらに、ベッド上での患者の体全体の動きを検出することで、寝つけない、暴れているなどの患者の注意すべき行動が分かります。

これまでも、患者の状態を把握するために、人の重さの圧力を感知するセンサーや身体の動きを検知するセンサーを用いたシステムが利用されていました。ただ、寝返りのたびにセンサーが反応してしまったり、センサーが反応していないときの患者の状態を正しく把握できないといった課題がありました。そのため、介護の現場では、看護師が頻繁に患者のベッドを巡回し、状態を確認する必要があったのです。

このビデオカメラを利用すれば、患者の状態をナースステーションのパソコンなどで確認できるようになり、頻繁な見回りを行う必要がなくなります。介護の負荷は少なくなり、「質の高い見守り」を実現できるのです。

高齢者向け在宅サービスとも連携し、家庭での見守りシステムへ

現在、このシステムの実用化は着々と進められています。東京都内の玉川病院様で行った実証実験では、約91%の精度で患者の注意すべき行動を把握できることがわかりました。今後は、看護師への緊急報知システムや電子カルテシステムなどとの連携を図り、「見守りシステム」として2015年の実用化を目指します。

さらに、病院や介護施設内だけにとどまらずに、家庭でもこの技術を利用できるように、高齢者向けの在宅サービスなどと組み合わせて、在宅での介護・看護システムに発展させていく考えです。

介護に限らず高齢者の医療に関するさまざまな問題に、今、私たち一人ひとりが直面しています。富士通は、ICTで一つひとつの課題の解決を目指し、今後も取り組んでいきます。

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