"ビッグデータ活用" おすすめ展示コーナー

「ビッグデータ活用」は、現代のビジネスを語る上で欠かせない話題です。2014年5月15日、16日 に開催された「富士通フォーラム2014 東京」ではさまざまなビッグデータ活用をご紹介しています。数ある展示のなかから、おすすめ展示コーナーをご紹介します。

社会インフラやものづくりの現場で進むビッグデータ活用

東京・有楽町にある東京国際フォーラムにおいて、2014年5月15日 木曜日、16日 金曜日の2日間にわたり、富士通最大のイベントである「富士通フォーラム2014東京」を開催しました。

社会インフラにおけるビッグデータ活用として注目されていたのは、私たちの暮らしに欠かせない「水」を得るための浄水システム。ある浄水場では、モーターの振動、配管内を流れる水音、そして水質など、さまざまなデータを収集・分析して、浄水設備の「故障の予兆」「水質保全対策」を探っています。人が設備を点検して回るだけでは発見しきれない「故障の予兆」は、ビッグデータを活用することで「予防保全」がより確実なものとなります。また、水質は天候や気温など、さまざまな要因で変化していきます。こういった要因をデータ化して収集・分析し、水質変化の予測に役立てています。これにより、最適なタイミングで水質を維持・改善する薬剤を投与でき、いつでも安心・安全な水を飲めるようになる予定です。

また、浄水場だけでなく、産業機械や製造ラインの故障予測にも応用できるとあって、来場者の多くの方が関心を持っていました。機械が駆動する音や振動、稼働状況をモニタリングした画像など、さまざまなデータを集めて分析。製造ラインが故障でストップしてしまう要因を事前にメンテナンスできるようになります。

需要予測から販売施策までをパソコン画面で疑似体験

ある飲料メーカーをモデルに、需要予測モデルのキメ細かさを提示する例をご紹介しました。

これまでにも店舗において、特定商品の売上高や在庫の推移を把握するシステムはありましたが、今回展示された技術は、天候や店舗の周囲で実施されたイベント、SNSでのカキコミ、来店者の属性など、さまざまな情報を収集して売上げに影響する要因を導き出せます。その分析をもとに、次の販売戦略を打ち出すまでのシナリオを作成。グラフを次々とパソコンに表示しながら、一連の流れを疑似体験していただきました。

ビッグデータを活用した「リアルタイム経営」についてもご紹介しました。工場の例では、エネルギーコストの最小化はもちろん、予知・予測によって危険を察知し、自動制御できることが大きな特長です。

富士通では、2013年6月以降の約200件の活用事例を通じて、利用シーンを“10種のオファリング”として明確にし、ビッグデータの活用と確実な効果を目指してアシストしていきます。

さまざまな業種で本格化しているビッグデータの活用。展示を見ていると、膨大なデータを収集・分析し、故障の予兆を探ったり、売れ行きを予測したり、ビッグデータの活用が効果的な「次の一手」を導きだすのに役立っていると感じました。