ペットの健康データをクラウドで一元管理。ICTで快適ペットライフ

動物病院を訪れる理由として、愛犬の病気やケガよりも「健康診断」や「予防接種」という予防医療が多いことがわかりました。ペットの健康を気遣う飼い主の方が安心できるよう、富士通は犬用の歩数計を開発。独自の動作測定技術で自動歩数計測に成功したほか、ストレスや体調のバロメーターとされる「カラダぶるぶる」の回数も計測。しゃべれない愛犬に代わって、健康状態をお知らせします。

愛犬用歩数計「わんダント」を首輪につけて。運動量、ストレス、熱中症予防に温度も測定

ペット好きな人にとって、愛犬の健康状態はとても気になります。ある調査によれば、犬を飼っている人が動物病院を訪れる理由として、「予防接種」と「健康診断」をあげる人は、病気やケガの治療よりも多かったそうです。日頃から、ペットの健康管理や健康維持を意識して、人間と同じように健康診断を受けさせるなど予防医療を実践しているようです。

富士通は、そんなペット好きな人たちの想いにもICTで応えています。富士通が開発した「わんダント」はペット業界初の本格的な愛犬用の歩数計です。首輪に取り付けるタイプの重さわずか16g程度の小型機器で、3D加速度センサーと、犬の前脚が動く速さなどをもとに歩数を計測する「動作測定技術」を組み合わせることで、犬の歩数の自動計測に業界で初めて成功しています。また、歩数だけでなく、熱中症予防のために愛犬の周囲の温度も測定。ストレスや体調のバロメーターとされる「カラダをぶるぶると震わせる動作」の回数も計測し、これらのデータを取得、蓄積していきます。FeliCa搭載のスマートフォンを近づけると非接触通信でデータが送信され、スマートフォン経由でクラウド上に集約される仕組みです。

犬の健康状態をクラウドで一元管理。ペットの電子カルテへの応用も

一方、愛犬の飼い主は、クラウド上に蓄積された愛犬のデータをさまざまに活用することができます。「わんダント」の専用Webサイトにアクセスすると、データを表やグラフとして確認でき、愛犬の運動状況や活動状態が一目でわかります。愛犬の肥満予防や健康管理を手軽に行うことができるようになるのです。

また、専用Webサイトでは、食事の内容や量、うんちの状態なども記録できるので、「わんダント」からのデータと専用Webサイトのデータをもとに、ペットごとの健康データとしてクラウドで一元管理が可能になります。

「わんダント」を利用したクラウドサービスは、愛犬の運動不足の解消や熱中症の予防だけでなく、留守にしがちな飼い主が愛犬の様子を知るのにも利用されています。今後は、どうぶつ病院や研究機関などと連携し、ペットの電子カルテのデータベース化などにも応用を進めていきたいと考えています。