モノが発信するデータを価値に。モノとモノがつながる未来

モノとモノとが連携し、収集した情報を新たな価値に変えるM2M(Machine to Machine)と呼ばれるソリューションのニーズが高まっています。人が関与しなくても、機械と機械、または機械とコントロールシステムがつながり、モノが発信するデータだけで仕事を動かすという仕組み。今後オフィスや店舗などさまざまな場所への導入も見込まれていて、まさにモノがもの言う時代の幕開けです。

もっと安く、もっと簡単にネットにつながる!M2Mを実現するための新しいコンセプトの通信技術を開発し、サービス提供

今、ネットワークが進化しています。「人と人」、「人とモノ」から「モノとモノ」とのネットワークへ。その実現には「M2M」と呼ばれるソリューションが必須です。これは、家電や腕時計といった身の回りのモノ、自動車や自動販売機、コインパーキング、エレベーター、オフィスビルなどの機械がネットワークで相互に結びつく通信形態のことです。現在でも、それらの機器や機械の稼働状況をリモート監視する技術はありますが、M2Mではそれがさらに進化します。人間が稼働状況を監視するのではなく、機械と機械が、あるいは機械とコントロールシステムが相互につながり、人間を介さずとも、自律的に制御する仕組みが構築されるのです。

富士通は、そんなM2Mを実現するための新しいコンセプトの通信技術を開発しました。これは、広範囲かつ遠隔地に点在する異なる機器や機械をスムーズにクラウドと接続する独自技術です。この技術をもとに「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICS II M2Mサービス」を提供し、容易なデータ収集の実現に貢献します。

既存のネットワークを活用することでコストを意識せずにM2Mを実現

この通信技術の特長は、機器や機械の設置状況に合わせて、すでに構築されている企業のイントラネットやインターネット、モバイル回線などを、クラウドに接続するためのネットワークとして柔軟に利用できるところにあります。例えば、企業イントラネットがあれば、それを利用してM2Mシステムを構成できるので、機器毎に専用のモバイル回線でM2Mを構築するのと比べると初期費用や運用コストを10分の1程度にまで抑えることができます。これを実現するために、組み込みサーバなどの高価な専用システムも不要です。サービスのエッジとなるM2M通信機器「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICS II M2M-GW」には、最大110台までの機器を接続して管理できます。

また、サービス基盤との連携により、通信の暗号化、センターとの通信が必要な場合に限定した接続(特許出願中)、対象機器の通信のみとするアクセス制御、証跡管理、エンドユーザー操作による接続抑止といった機能を提供し、既存のネットワークを利用する場合でもセキュアなネットワークを構築できるのも特長です。

富士通では、低コストで安全なソリューションを提供することで、オフィス、店舗、病院、工場などにあるさまざまな機器を相互に接続し、幅広いM2Mの実現を推進します。さらに、M2Mで結ばれたネットワークから収集された膨大な情報をクラウドに格納し、ビッグデータとして高度に活用する基盤技術を提供していきます。